Woman

カミュ

2013年07月07日 00:19





水曜日の夜10時に始まった連続ドラマ WOMAN

http://www.ntv.co.jp/woman2013/

幼い子供二人を残して、旦那さんが事故で亡くなってしまい

都会でお母さんが一人で子育てをしているというシングルマザーのストーリーです。

お母さん役の満島ひかりさんの演技は前から大好き。


今回もすごい。「それでも生きていく」もすごくよかった。

(普段あまりテレビは見ないけど、良い番組と、興味のあるテーマのドラマはチェックするカミュなのでした。)


頼る人がいない状態のシングルマザーの実態がリアルに描かれていて、

私はあそこまで大変な思いは、おかげさまでしたことはないけれど

ところどころ彼女の抱える苦悩や大変さが、私にも同じように身に覚えがあったため

見ていてとても辛くなり涙が止まらなかったり、、、。


ドラマの中で出てきたセリフの中で

「子育ては本当は大変なことじゃないはず。なのに、ひとりになったとたん

どうしてこんなにも大変なんだろう。 」

というような内容(すみません、うるおぼえ)があって、本当にそうなんだよなーと。


子供を育てるって、一人になったとたん

本当に大変なことが沢山ある。

本当に些細なことでも、一人だとどうしてこんなにも大変なんだろうって思うこと

沢山ある。


「ちょっと見ててもらっていいですか?」

「ちょっと今、手が離せないんで、抱っこしてもらえますか?」

その、ちょっと をお願い出来る人がいるか、いないかで

お母さんの負担はぐーーんと軽くなったり重くなったり。



その大変さは、シングルマザーの人でなくても、

旦那さんが仕事で遅くていつも一人で子育てしてるお母さんや

近くに頼れる友達や実家などがない人も

体験してることだと思う。


でも、稼いで、育児を少しでも手伝ってくれる旦那さんがいるのと、一人で仕事も育児もなシングルマザーなのだとでは、

また話が違ってくる。

ずーっと子供を一人で見てたり、

働かなくちゃ生きていけない過酷な状態で

仕事と育児の両立が、子供が風邪だのなんだので中々うまくいかなかったり、

それをたとえば仕事場の人に認めてもらえなかったり、

子供が寂しさからわがまま言ったり、暴れ出したり

そんな風にどんどんストレスが溜まりにたまりだすと

空回りのループの溝に落ちて

思わず子供に八つ当たりしてしまったり、子供の前でも我慢できなくて

泣いてしまったりする。

これは一体なんの板挟みだ?!手が二本じゃ、こころが一つじゃ追いつかないよって。

本当は頼りたい。でも、頼れない。誰に頼っていいのかも分からない。いやほんとのこと言えば

頼りたくない。一人でだって大丈夫なはずだ!

そんな状態のお母さんは、かなりピンチだ。




「シングルマザーが生き残る道は 再婚か、風俗しかないのよ」

というようなことを言う友人のセリフがあったけれど

あの彼女たちの生活を見たら、それは確かに頷けてしまう。

もちろん、色んな選択があるだろう。

でも、お金がなくてもお母さんの愛だけあれば十分なんて嘘っぱちだ。




多分、都会と田舎ではまた状況も物価も色々違うかなって思うけれど、

こういう暮らしをして頑張って生きてるお母さんと子供達がいることは

確かなんだよね。

離婚の場合は、世間の目が冷たいことだってある。

母子手当や、生活保護などを受けるのも、様々な審査をくぐりぬけやっとな状態。



私はシングルマザーになって、

最初に頭に浮かんだのが

「昼の世界で生き、夜は絶対に家にいるお母さん」でありたいと思っていた。



でも、実家にお世話になってるからこそ出来ることで、(しかも自分のやりたいこともやれている大変ありがたい環境。)


もし、本当に一人で娘と放り投げ飛ばされたら、どうなっていたことやら、、、。

今の暮らしのありがたさ、頼れる人が身近にいるありがたさが身に染みます。


そして思うのです。

仲間たちにも本当に恵まれているなって。



シングルマザーになって

私はずっと出来なかったあることに対し

心を開いたことがあって。

それは、

「助けてもらえませんか?」って言うことを恥じないこと。

苦労を見せない生き方はかっこいいのかもれない。

私は始め、なんでも自分でやること、やれることを正当化し過ぎていた。

でも、それは結局自分の首をしめ、そして娘にまで窮屈な思いをさせていた。



「でも、出来ない自分をさらけ出して、お願いしてもいいんではないか。」

と、あるとき開き直ったら、随分と暮らしが変わりだした。

それでもまだまだ、言いづらかったり、我慢したりもしちゃうこともありけど、

それでも大分言えるようになってきた。

そして、自分が抱えきれないことは、手を出さないことも覚えた。

「ごめんなさい。今の私には無理ですね~。」



心の中ではしたいことでも、今はその時じゃないなーと

手を伸ばさないことも出来るようになってきた。

でも、本当に必要なことは

また巡り巡って、タイミングを見て

自分の前に現れてくれるものだ。



「人に頼めない。自分だけで抱える」 を私は卒業!!



もちつもたれつって言うけれど、わたしはその人にその時お返しすら出来ないかもしれない。

「ありがとうございます。」しか、もしかしたら言えないかもしれない。

でも、その人の幸せを心から祈り

その人からもらったハッピーを

違う形でまた誰かにまわしていくことは、出来たりするよ。


次回、第二話 は7月10日(水) 夜10時です。

リアリティのある社会問題を取り上げたドラマは

どう世の中に影響するでしょうか。


そして、子供を女手一人で、あるいは男手一人で育ててる人たちの暮らしは、

どうしたらもっと苦しくなくなるのでしょうか?



夫婦が円満に子育てしていける道って?

家族が円満に生きていく暮らしってどんな風でしょうか?



DVは、どうして起きるのでしょうか?

虐待はどうして起こるのでしょうか?

そしてそれを改善するにはどうしたらいいのでしょうか?


価値観の違いから、どうして夫婦は別れるのでしょうか?


パートナーとの関係って?家族って?


疑問がたくさん。



そこには、深い根がたくさん絡まってる。

家族と社会はよく似てる。




私は、私の大切にしたいことを

ちゃんと大切にして暮らしていきたい。



そして、大切な人が大切にしてることも

大切にしたい。


シンプルにすると、そんな感じ。






































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