世界のだっことおんぶの絵本

カミュ

2014年12月03日 21:51




図書館でふと目にとまったこの絵本

~世界のだっことおんぶの絵本~ 

中をめくると とってもカラフルで素敵な

世界中のだっことおんぶ 肌にぴったりとくっついた赤ちゃんの日常が描かれています。

グアテマラのお母さんは、やわらかい布の中に赤ちゃんを入れて

お乳を吸わせながらパンを焼いています。

西アフリカのお母さんは 鮮やかな布で赤ちゃんを包みおんぶして

頭に水のいっぱい入ったボールを乗せて 赤い大地を歩いています。

パプアニューギニアのお母さんは お母さんの頭にひっかけられた

涼しい網の袋に まるで子宮にいるかのように丸くなって包まれています。

お母さんは頭だけで紐をぶらさげた状態で、両手には木の杖を持って

いさましく歩いています。上半身は裸ですから、赤ちゃんは好きな時に自由にお乳が飲めます。


世界には、たくさんのお母さんと赤ちゃんがいて

みんな手を動かし生きるためのこと、家族を守るためのことをやらなくてはなりません。

でも、こどもを離したままの状態だと、赤ちゃんはすぐに不安になり

泣いてしまいます。

しかし、お母さんや、お父さん、おじいちゃんおばあちゃん

肌のぬくもりにぴったんこしていると

赤ちゃんはとても穏やかな気持ちで

生きるためのことをしている自分を守ってくれている人たちの背中から

様々なことを見て、感じて、学び取っていきます。


わたしは長女をタイの山村でお産したとき

まさしく、こういった民族のお母さんのような育児を望んでいました。

暑い国の民族のお母さんのように

上半身はいつも裸で、腰に布をまき

いつでも赤ちゃんと肌を密着させ、飲みたいときにおっぱいをお飲みよ~と、

鼻歌を歌いながら抱っこしたり、おんぶしたり

洗濯したり、ごはんを作ったり

そんな暮らしが、とっても羨ましかった。

実際、タイにいる間は、

家の中ではそんな感じに過ごしておりました。

長女は、生まれてから数日はずっと裸でした。

本当に暑かったので、、、。布で包む感じにしていました。


日本にいる母に写真を送ったらとってもびっくりされて、

お願いだから服を着させてあげてと

日本からたくさんの産着を送ってくれました。

はじめての育児で、いままでまったく使っていなかった筋肉を使いはじめ

わたしは両腕腱鞘炎になりました。

少しの物音でもすぐに起きてしまうほど、感覚が敏感な子だったため

一日中本当にずっと、抱っこしていなくてはなりませんでした。


でも、上の子で鍛えられたためか

次女のお世話ではおんぶも抱っこも軽々出来るようになり、

腕の筋肉もつき、背中も強くたくましくなったため、

長女をおんぶし、次女を前抱っこして階段を登ったり

そんなことまで出来るようになってしまいました。

筋肉のある身体って、こんなにも動きやすいんだ~!!と

感動しております。

娘たちよ、鍛えてくれてありがとう。(苦笑)


育児に煮詰まったときなど

世界のお母さんたちの育児などを垣間見れる本など手にすると

わたしはとっても気持ちが落ち着きます。

特に、山岳民族とか、自然と共生して生きている民族の子育ての様子をみると

本当に、ほっとするのです。


山があって

野原があって

川があって

鶏とか牛とかが そのへんをウロウロしていて

わたしは大好きな柄の布をまいて 

こどもをおんぶして歩いて

夕日が美しいなーなんて

うたを歌って。


隣に住む家族と

ごはんをわけあったり

野菜を育てたり


子供たちは

別に無理に学校に行く必要もなくて

家族と一緒に 生きるためのことをしている中で

様々なことを覚えていく。


生きるために本当に必要なことって

毎日宿題に追われることじゃないと思うのです。

テストの点を気にして

覚えても仕方のないことを 必死に覚えるために使う時間よりも

もっともっと 大切なことってあるよなあ。


きっとみんな どこかで 思ってる。



そしてもう

窮屈なことを 

がまんする必要がない時代になってきている。


うちの娘は

それをわたしに教えてくれています。





あのお産から四年過ぎて、、、


わたしは

いつの間にか

この社会でうまくやれる方法と バランスを取ろうとして

またもや 本当にわたしが意図していることと

違うことをしていた部分があったかなあーって。

でもそれって、ある意味

それをしなくては生きていけないって思ったからだったし、

今のわたしにはとても大きな学びをくれた体験でした。


必要だったから得れた体験。



でも、本質のわたしに


もっと近づいてもいいんだなって思う。









わたしらしい 生き方 どんどんしていこう。


















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