去年の今頃を 少し振り返ってみた。
4月3日のオープンに向けて
れいちぇるを始め、アジアンのさんぼさん、姉さん、かやっちゃん
みんなに手伝ってもらいながら、毎日毎日
まほうのしずくというお店を作りあげるために
全速力。 オープン前って、経験がある人は分ると思うけれど、本当に本当に忙しい。
やることは本当に山もりあった。
子どもがいて中々動けない私に代わって、
れいちぇるやさんぼさんは、夜遅くまでお店を作ってくださっていた。
私もあうらをおんぶしながら動いたり、
自分が出来る範囲で家に持ち帰ったりして、
娘が寝たら即仕事!を する日々。
でも、おっぱいの子は寝たと思ったらすぐ起きるから、
結局起きたらおっぱいして、寝かしつけるのにまた30分かかって、、、
なんてやってると、どこにも自分の時間なんて見つからなかったりする。
一時期は、あうらの泣き声を聞いただけで、
心臓が びくん!!と恐怖に近い気持ちで波打ったりした時期もあった。
「ママ、私をみてて!!」って、怒られてるような気持ちになるというか、、、。
多分、私自身が、どこかで娘に後ろめたい気持ちになっていたのだと思うけれど。
私はただ、我がままな人なのか、それとも今必要なことを
懸命になっている人なのか、、、?
私は後者であると思いたいけれど、
共に暮らす母や、娘を本当にあの状況で喜ばせていたかは、疑問な部分も正直ある。
私が外へ向かうほど、家は荒れ、結論として母がその分動かなくてはならない。という流れ。
「家族がハッピーじゃなかったら、意味がないじゃん。」
そう思って今しかない育児と、今しかない流れを天秤にかけては
葛藤していたこともあった。
何度も何度も母にも叱られながら、私はとにかく
まほうのしずくを完成させるために
出来る限りの力を振り絞った。
あーちゃんはいつも一緒に連れて歩いていたので、
みんなに遊んでもらったり、おんぶに抱っこしてもらったり、
そういう面ではとても嬉しそうだった。
その笑顔がとても私の
エネルギーとなったし、みんなの気持ちもやわらげてくれていたと思う。
私自身、パートナーと別れ、この先娘とどう生きて行こうかと、ちょっと気持ちが落ち込んでいた部分も
あったけれど、みんなにあうらの面倒を見てもらったり、私の胸のうちを話したりしたことによって、
私は孤独ではないことを知った。
みんなの暖かさに触れ、これからの未来が、明るく照らし出される気がした。
それは本当に嬉しいことだった。
みんな、本当にありがとうございます。
あの頃、娘のあーちゃんは生後10カ月。
まだハイハイと抱っこ抱っこの時期。
私はいつも車にあうらを乗せて、片道40分のまほうやまでの道のりを
必死に過ごしていたっけ。
あーちゃんは本当に車が嫌いで、40分間おお泣き状態。
私は車を何度も止めては 抱っこしたり、おっぱいしたり、
あの手のこ手を使って、ヒヤヒヤしながら運転していた。
よく、子どもを車に乗せるとすぐ寝る、なんて話も聞いたけれど、
それとはまったく逆の状況。
本当に車に乗るのがストレスで仕方なかったっけなー。
そのストレスが更に、あーちゃんにも伝わっていたのかもな。
ただでさえ、時間が限られているのに、そういうちょっとした
自分がしたいように出来ないことへの不満が、
あの頃結構たまっていたと思う。
「こどもがまだそんなに小さいのに、無理しすぎだよ。」
そんなことも言われたけれど、私はブレーキがかけれなかった。
今思えば、確かに無理はいっぱいしていた。(笑)
でも、人間て、今動かなくては進まないって時があるよね?
多分、私はそういう状況で、「今やりなさい。」って
そういう流れがびゅんびゅん来ていて、仲間たちにも恵まれて
本当に精一杯の力を出し切って、
まほうのしずくが本当にオープンして、今に至る。
あのとき、がんばって良かった。無駄じゃなかったって
この一年、沢山の人の笑顔に出逢えたから、思える。
そして、もう一度春を迎えようとしている今、
今度は愛坊のれいちぇるのお腹に命が芽生え、すくすくと育ち、
もうすぐ産まれようとしている。
一年前のあの頃、こんな未来は私も彼女もまったく想像していなかった。
こんな嬉しいことはない。
私は自分の子供のように、れいちぇるのお腹の中の子のことが
今から愛おしくてしょうがない。
お母さんになるれいちぇる。
今まで沢山私を支えてくれたれいちぇる。
私はれいちぇるからもらった、沢山の優しさを
いっぱいいっぱい胸にためこんだから、
れいちぇるが産休でいない間、まほうのしずくを精一杯、暖めておこうと思う。
れいちぇるを真似して、宇宙の声を聞きながら。 (笑)
正直、彼女に頼っていた面が沢山あるので、
れいちぇるがいないことが、少し不安でもあるのだけれど、
でも、大丈夫。
はるさんや、ゆかさん、二階のマジョたち、沢山のお客様と共に、
そして
まほうのしずくたちと共に、れいちぇるがベイビーと共に帰ってくるのを
楽しみに待ちたいと思う。
そして赤ちゃんを連れて働けるように、自分の体験を生かして
お店をちょこまか改造したいな☆もっと、こどもと共に働きやすいお店にしたい。
あーちゃんは、せっけんとお香が本当に大好きで、
気が付くと、引き出しからひっぱり出してきて食べていたっけね。
そんなあーちゃんも今では、ひとりで歩き、こちらの言ってることもちゃーんと理解し、
会話も少し出来るし、本当に成長したなー。
今では保育園に通っているので、私もやっとこ自分の仕事に打ち込めるようになってきた。
保育園に通わすことも、さんざ悩んだけど、
今は、こどもの世界で楽しく走り回る彼女の笑顔に出逢えて
ほっとしている。
私は保育園のお迎えの時間までに、出来ることを
無駄なく過ごすのが最近の日課となっている。
改めて、本当に自分の時間というのはとても大切で、
無駄に出来ない。
人生はとても貴重。
最近また少し、仕事に打ち込み過ぎて
母に叱られてばかりいる。
「外で働いていても、ちゃんと家のことをやってこそお母さんだよ。」と。
母は、いつも朝ごはんを作ってくれるので本当に助かっている。
夕ご飯は主に私。
娘をお風呂に入れるのは私の役割、そして娘のカラダを拭くのは母の役割。
うっかり電車に乗り遅れてしまったときも、保育園へのお迎えに
母が変わりに行ってくれたりもする。
ほんとに、本当に ありがたい。
多分、ひとりで子育てもして、仕事もしていたら、私の家は荒れ放題になっているだろう。
そんでもって、こころにも余裕がなくなって、
ストレスも感じやすいかもなー。
母には叱られることも多いけれど、一緒に子育てしてもらえて
本当に感謝している。
でもやっぱり、育児と仕事のバランスって未だに、つかみどころがない。(笑)
でもきっと、そういうもんなんだろうな。
二人分、しっかり抱えて生きて行く時期だもん。
そう、自分のいいようには、まわっていかないだろう。
沢山の人に迷惑をかけるかもしれない。
またカラ回りするかもしれない。
でも、きっと、そんなもんなんだろうな、わたしの容量は。
みんなに叱られながら、
でも、みんなに愛されながら(そう願いたい。笑)
わたしらしく、これからも育児と仕事と。がんばっていこうと思う。
みんなに支えられて、今があること。
ほんとうに感謝でいっぱい。
ありがとうございます。
最後に
娘のあうらちゃん。
愛してる。本当にありがとう。
こんなおとぼけなお母さんだから、
ぜひとも れいちぇるを見習って
しっかり育ってくださいね~☆
大好き 大好き 大好き~~!!