土曜日の保育園

カミュ

2012年03月24日 09:14


さっき

娘を保育園に送ってきました。



「あー、あうちゃんだ。」

5歳くらいのお姉ちゃんが、あーちゃんの存在にすぐ気が付いて

元気に手を振ってくれた。

「お姉ちゃん、あうちゃんのこと宜しくね」

私がそう言うと、その子は

「こちらこそ、よろしくね」

と微笑んでくれた。

「ありがとう。」



なんて気持ちのよい朝だろう。



土曜日は、いろんな歳の子がひとつのクラスに集まって過ごす。

仕事をしている両親を持つ子どもたち。

最初、私は娘になんだかとても申し訳ない気持ちがしていた。

こんな小さなあなたを置いて、仕事へ行くわたし。

母親としての大事なことを、見逃してはいだろうか。

そんな不安が私の胸の中に膨らんでは、その気持ちをぬぐいさるかのように

娘の泣き声に背を向けて、歩きだすしかなかった。

でも、近頃あうらはとても保育園が好き。

土曜日も、歳が違うお姉ちゃん、お兄ちゃんたちと戯れて、

みんな名前も覚えてくれて、

大きな家族みたいになってきた。

ご近所に、こどもたちがいない分、

我が家にも、いつも私と母しかいない分、

保育園で色々な人と触れ合ったり、遊べたりすることは

決してマイナスではなくて、

彼女の中の、暖かい部分を

更に引き出すきっかけになってくれていると感じる。


「しぇんせー」


先生のことも、大好きなあうちゃん。

本当に、感謝です。


いつもより、いくらか静かな保育園からの

雨上がりの帰り道。

あうらが、いつも頭をなでなでする犬の置物や、かえるの置きものたちが、

なんだか妙に生きてるみたいな存在感を出していた。

ああ、そうか。

あうらはこんな風に見えていたんだ。



彼女の目から見える世界。


もっともっと教えて。



湿気をおびた置きものが、妙に生なましい存在感を出すのは

一体なぜだろう。




あ、そういえばBALIも、、、

スコールの後のお寺や、神さまの像、

木も、植物も、お花も、、、

すべて、

喜びに満ちていた。

その喜びに、人はどれだけ気が付けるだろう。





それでは、行ってきます。

まほうのしずくで会いましょう。










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