24日の木曜日
娘が咳き込んでいた。熱を測ると37度5分。
保育園へお迎えに行くたびに、
「インフルエンザのお友達がでました」の張り紙が目に留まっていたので、
ついにうちにもその流れが来たか。と不安になる気持ちと共に覚悟を決めた。
保育園にお休みしますの電話をする。
インドを旅するよりも、絶対保育園に通っている方が
病気をもらう率が高いだろうと思う。
働くママは簡単に仕事を休めないから、子供が少しくらい体調が悪くても
「がんばれ!」と保育園に通わす。すると子供達の間ですぐ病気は広まっていく。
そう、その結果子供はまんまと病気をもらい、母親は仕事を休まざるをおえなくなるという
悪循環に繋がるのだが、
もうこうなったら、子供はたくましく育つしかないし、
お母さんはお母さんという仕事を優先するしかないのだ。
でも、もちろん、代わりに看病してくれる人がいるなら、ありがたいと思うけれど。
子供は病気になると、スーパーお母さんじゃなきゃダメ度がUPするので、
うちの場合、同居してる母でさえ、アウラは気を許さない。
その結果、一日中、私にべったりくっついて、私は身動きが取れない。
弱っている娘をずっと抱きしめていたいのは山々だけど、一人ですべてを抱えるのは
結構しんどかったりもする。
こんなとき、たよりになるお父さんがいたら~!!と、いつもこんな時ばかり
理想の父親像をイメージしては欲張るわたしだが、
多分いても、あうらの場合私じゃなきゃ嫌なタイプだろうな。
こうなったらおなかの中に入れてしまいたいと
何度思ったことだろうか。
それにしても、もし私が死んだらこの子はどうなっちゃうの?
と思うと私は絶対に早死には出来ないといつも思う。
ばーばも体力的に無理があるだろうし、
父親は現時点では自分で精一杯な状態だし、
兄の家族には子供が四人。混ぜてもらおうか、、、とも思ったりするが、これ以上はムリがあるだろう。
私は長生きしなくちゃならないなー。と思うのと同時に、
今からでも、私じゃなくちゃダメ、じゃなきゃ生きていけないあうらに育ててしまわないように、
沢山の人から愛を受け取れる人間に育てなくては!と思うのだった。
そのためには、まわりのサポートも大事だけれど、
本人の気持ちの受け取り方や、性格もとても大切。
みんなを愛せる、そしてみんなに愛される
愛嬌のある女の子を目指したいところだ。
それにしても、インフルエンザって何なの?!
毎回形を変えてやってくるらしいけれど。
まるで変な人工的な生き物みたいに感じてしまうのは私だけ?
そしてあうらの熱はどんどん上がり、昼過ぎには案の定 39度。
次の日予定されていた鍋パーティー欠席の連絡を慌ててみんなにして、
私は病院へ行く準備をした。
しかししまった!木曜日はいつも行っている子供病院はお休み!
色々調べても木曜日ってお休みのところが多いんだよね。
まほうのしずくをやっていたとき、木曜日を定休日にしていたせいか、
あうらは木曜日に必ず具合が悪くなる。
体力的にも、丁度中休みが必要になるのかもしれないけれど。
慌てふためいた母が、いろいろ電話して探してくれて、
篠ノ井のとある子供病院へ行くことが出来た。
普通の風邪だったら、病院へ行くのはやめて家で寝かせていただろうけれど、
今回は体験のしたことのないインフルエンザの疑いがあったので、
不安にかられた私と母は、すぐに病院へ行かないと気が済まなかった。
検査してもらうと案の定
インフルエンザA型。
そしてそこから、私とばーばと、インフルエンザA型と娘との戦いが始まった。
つづく