愛とはなんだろう? 番外編2

カミュ

2013年05月31日 22:19

こんばんは。カミュです。

ここ数日、とても刺激的なことが沢山ありました。

まずは、去年からずっと観たかったドキュメンタリー映画。ついに観れました!


~カンタ!ティモール~


権堂のロキシーにてただ今上映中です。






とても深い感動と哀しみがありました。

なんて言葉にしたらいいだろうか、、、。

とにかく、何かこの映画のもつエネルギーに引き寄せられるものを感じる人は、ぜひ観て欲しいです。


私がずっと旅をしてきた理由のひとつに、「人間とは一体何か?」というテーマがありました。

二十代前半から中盤まで

都会の生活の中で、私はどんどん自分が分からなくなって、一体なんのために生きてるのかも

自分がどこに向かってるのかも、何を信じればいいのかも、何を夢見たらいいのかも

何を大切にすればいいのかも、、、

自分で考える力を失ってしまっているような状態でした。

「私は確かに頑張ってる。でも、この頑張りが向かってる方向に自信が持てない。気持ちよくない、、、」

それはなんでだろう?


とにかく、何か求めていて、その求めているものが分からなくて消費に走って

その消費したものに埋もれていく。そんな生活スタイルと同じように、自分の感情も

自分で振り返ることも出来ずに、どんどん貯めては埋もれ、処理する方法も分からず苦しんでいたような、、、。


「人間は自然の一部か 一部ではないか?」

そんな友人との議論の中で、私は「人間はもはや自然の一部ではない」

という答えを出し、

友人を泣かせてしまった経験から、私が失ってしまってるものの正体をあばきに

自分がいた環境をすべて捨てて(同棲していた彼氏とも別れ、仕事もやめ、東京の家も解約して)

日本を出て旅を始めたのでした。インドネシア、インド、タイ、、、


そしてその旅で、私は沢山の変な人たちに出逢いました。

それは、日本で一生懸命に生きていた私の価値観とは、まったく違うことを大切にし

そしてまったくもって勇ましく、たくましく

どこか動物的で、それでいて神秘的で、

今見えてるこの世界と同じように

見えない世界をとても大切にし

自然に生かされていることに感謝し

生きている人たちでした。

そこには、多くの日本人が失ってしまった何かを

まだ大切に持っている人間の姿と生き方、暮らしがありました。



そのまったくもって、私が今まで関係を持っていた日本人とは打って変わった

その当時はどこか発展が遅れていると思っていた人達が、

今の私のとてもいい先生であり、未来を生きていくうえでのお手本であることは言うまでもありません。

そんな、これからの日本人にとても必要であろうメッセージが、

このドキュメンタリー映画には沢山詰め込まれていました。


東ティモールの人の人間としての生の声と歌に、ぜひ耳を傾けてみてください。

大事なものを失った日本。

自然と大地と共にある神様があきれて日本から居なくなる前に、

(なんてこんな書き方をするとあぶない宗教?なんて思われてしまうかもしれませんね。)

私たちは取り戻さなくてはならないことが、沢山沢山あるんだと思いました。


今の私たちの子供、そしてその子供たちが

私たちの今と無関係なはずないんですよね。


「お母さん、子供が産めないよ。 産みたいのに、怖くて産めないよ。」



そんな風な世の中に絶対なってはいけない。

でももう、残念ながら現にその現実が始まっています。


天から

いのちを降ろす 森がない

いのちを降ろす  山がない

いのちを降ろす  川が 海がない

そして、人間という人間がいない。



そんなことにならないように、もう一度

大切なことを見失わない人間として

自分を育み、自然と調和して生きてる人間たち、そして子供たちに色々教わりたいと思います。


私には、今、望む暮らしの形があります。

でも、その暮らしは、まだまだ先にあります。

今、ここで私が出来ることがあるから、きっとここにいるんだろうな。

だから、その中で一歩一歩、知り、考えたいと思う。


「愛とはなんだろう?」というこのテーマを綴っていた中で

この映画を見れたのは丁度いいタイミングでした。


今、図書館から借りてきていた 岡本太郎さんの本がパソコンの横にあります。

彼も、原始的なもの、神秘的なものにとても興味を抱いた人でした。


偉そうに聞こえてしまうかもしれませんが、

この地球に生きる人間として失ってはならないことを、彼は感覚として鋭く知っていた人だと思います。

そして私が大好きだと感じる人たちはみな、そこに敏感で、気が付いていて

でも、どうやってそれを表現したらいいか、そしてそれを大切にしながらも

今の現代社会でどう生きて行けばいいのか、そこに混乱し

生き方を彷徨ってしまってる敏感な若者たちも多くいます。


鋭ければ鋭いほど、生きずらい現代社会。

発言すればするほど、肩身が狭くなったりもするけれど、

自分が大切だと感じることを、ちゃんと自分で大切に生きるしかないなって思います。

そして、自分が大切にしてることを相手に押し付けたり、喧嘩するんじゃなくて

よき友人として、

となりに座って、星を眺めながらお互いの大切だと思うことを

語り合えたらと思います。


平和な世界に、きっとなれるよ。


カンタ!ティモール

ロキシーのHPにて

詳しい時間などお調べくださいね!

↓ ↓


http://www.naganoaioiza.com/category/1578890.html





























































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