旅に行きたいけど行けない私のもやもや解消、現実逃避日記。
まんまと最近マタニティブルー。。。!!
これがうわさの!!
思考をチェンジするために、ちょっと一呼吸。
ホルモンに左右されたくない!!
めっちゃ左右されてるけれど、、、。
そして今朝も左右され、これを書きはじめてるけれど、、、。
というわけで、、、
暇な人だけお付き合いください。
はじまり はじまり ☆
インドにゴアという場所がある。
2006年
初めてのインドの旅で、ゴアのアンジュナビーチという場所に二週間ほど滞在した。
ここでの移動手段はスクーター。
相棒のあやちゃんを後ろに乗せて、でこぼこ道を風を切って走る
真っ黒に日焼けした私。
ゴアはその昔、ヒッピーの聖地と言われていた場所。
インドであって、インドじゃない。
言葉にするのは難しい。
あの頃の私のライフスタイルには刺激的で、それはそれは楽しい場所だったけれど、
今の私だったら、「もー毎晩うるさいわ!!」 と耳をふさいでしまうようなかなり速めのビートが
毎晩あちらこちらで聞こえてくる。
小さい子供とパーティに一緒に来てる人もいたけれど、
私だったら絶対にあの速さの空間には娘は連れてかないだろう。
妙な、怪しい自由人ばかり、、、。
そんな私もその一人だったんですが、、、。
世界には色んな人がいるもんだなー。
いろんな生き方があるもんだなー。
正直、弱くて逃げてる人ばかりだなー。
現実よりも、空想が好きなんだなー
空想が現実になってるんだなー
発散したいんだなー。
でもみんな、楽しそうに生きてるなー。
いや、楽しそうな面しか出してないだけで
辛いことがあるから、そちらの方に偏ってしまうのかなー
そしてそんな場所に居心地のよさを感じてる自分って一体何なんだろうなー。
最終的には
「自分の自由だけを求めることって、ある意味悲しいことなのかもしれないな。」
それを悟ったのがこの地での経験だった。
あるとき
すごい魅力的な女性
モロッコ人の魔女にも出逢った。
彼女はみんながフロアで踊る中
一人海辺で 月に向かっていつも踊っていた。
気が付けば私も人ごみをぬけて
そんな彼女の横で踊っていた。
波の音が身体中に溶け込んで
星が月が雲が語りかけてきた。
そして
私たちのエネルギーは交差した。
私はいつもシラフだった。
お酒も、ここいる99パーセントの人が愛するものも
私には必要なかった。
水と炭酸と、気持ちがいい素足で感じる砂浜と夜空があれば、わたしはいつでもどこでも気持ちよかった。
そして隣で気持ちよさそうに踊る人のエネルギーが、 私をいつも陶酔させてくれた。
モロッコ人の魔女は、不思議なことをいつも詩のようにつぶやいていた。
それはたぶん、なにかの呪文だったのかもしれない。
ずっと泊まっていたゲストハウスは、家族で経営していて
無口でとってもやさしい気が利く旦那さんと、
そんな旦那さんにそっくりなおとなしい犬と
めちゃくちゃマシンガントークなファンキーなお母ちゃんと
やんちゃな子供達が5人の、インドのコメディを毎日見てるような家族だった。
クレイジーな人が沢山くるこの場所で宿をやるってのは
そうとう寛大でないと続かないだろう。
それかもしくは自分もクレイジーでなくてはならないか。
でも、この宿のお母さんマリーは、そんなことは全く関係ないわという強さと
賢さと知恵とユーモアさを兼ねそろえた、とっても素敵なママだった。
夜は毎晩あちらこちらで爆音パーティが開かれるこの地で
ちゃんと早起きして掃除して、神様にお祈りして
子供達にご飯をちゃんと作って、宿行に徹して生きていた。
どんな場所でも自分をぶらさないその強さは、本当にすごいなと思った。
どうしようもない客には 「出ていけ!」 と言える強さもあった。
すごいなー母ちゃん。
ゲストハウスのお客さんは、私とあやちゃん。そして毎年ここに泊まっているという
全身タトゥだらけの、
朝から晩までロレツがまわっていない、とっても気が優しい、スウェーデン人の男性。
たった二週間だったけど、私たちはすぐに仲良くなって
みんな家族みたいに過ごしていた。
4歳の男の子テーラーは、
今までまったく子供と触れ合ってこなかった私が、
初めて子供ってかわいいなーって思わせてくれた子だ。
アットホームなゲストハウス。
家族を感じさせてくれるそこは、とても居心地が良かった。
つづく? かも。