人生の扉
人生には
一体いくつの扉があるのだろうか
小さな扉を開いては
初めて出逢うその景色 人
そして体験に胸を踊らせ
そしてそれらが自分自身に
染み込み
自分の一部となったころ
また新たな扉が現れる
未来の私が用意しているのだろうか?
その時はさっぱり
自分にはピンとこない風景でも
何年かして振り返った時に
その体験があったからこそ
その土地だったからこそ
苦い思い出もすべて含めて
今の私を作る
大切な大切な扉であったことに気づく
私は今年
難病という扉を開けた
そこには本当に苦しい体験が待っていて
私は自分の命が
そう長くはないんじゃないかとまで
深刻に思い悩んだりした時もあった。
些細な身体の痛みにまで敏感になり過ぎて
すべてを真剣に
悪い方に受け取りはじめ
拾う情報も
治らない難病 痛い 辛い
ばかりになっていった。
それから私の
様々なプロセスが始まった。
まず出会った体験は
入院した先の病院が引っ越し真っ最中で
後回しにされ
全く手当をしてもらえず
乳腺炎が悪化したことだった
何度助けを求めても
引っ越し中で手が足りていないと
待ってくださいと言われた。
なんでこの病院に来てしまったのかと
本気で後悔したけれど
ほっとかれたおかげで高熱が続き
もしかしたらがん細胞とか
やっつけてくれたかもしれない。笑
そして病氣になった
わたしの性格や暮らし
食事
思い込みの癖など
どんどんコントラストが強くなった
これでもかってほど浮き彫りになり
分かりやすくなったおかげもあり
喧嘩のパターンにも気づけて
おまけに身体もボロボロになり
もうこれはお手上げじゃ
というところまで行って初めて
頑固なわたしも両手を広げて
バンザイしたわけだ。
つづく
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