溢れ出す記憶のカケラ
今朝 ものすごくリアルな懐かしい夢を見ていた
あまりにも鮮明で わたしは半分目覚めたような感覚の中で
その物語を 今の自分が頭の中でどんどん書き下ろしていた。
最近、毎晩そんな感じの睡眠が続いている。
そして、ものすごく辛い日々だった。
いい加減、卒業したいことなのに
中々卒業証書がもらえなくて
追試をしてるみたいなことで 溢れかえっていて
ある朝、私は怒りに震えて包丁を割ってしまった。。。
感情の爆発。
お料理をしながら怒りがこみ上げてきて
思いっきり力を入れて野菜を切ってしまったら
なんと、包丁がまっぷたつに割れてしまったのだ。
わたしは 何かを殺してしまったかのように感じて
本当に怖くなって 本当にごめんなさいと
うずくまった。。。。
その包丁は母のお気に入りで、何年も愛用してきたものだった。
わたしはいったいどうしてしまったのだろう。
その日、思いっきり母と喧嘩したあと、
あうらとランチを作った。
サンドイッチ。
わたしはまだイライラしていた。
するとあうらが
「 ママ、怒らないでつくるの。 おこってたら、おいしくできないよ。」
とニコニコしながら言ってくる。
「 うん。そうだね。。。」 とわたし。でもまだもやもや。
「 そんなのもう、わすれちゃいな。 いーのいーの わすれちゃいな。」
とあうら。
いま、このサンドイッチをたのしく おいしく作ろう。
そんなこと、もうどうでもいいんだよ。
ほら、わらって。わらって。
あうらの、天性の美しさはここにある。
瞬間、瞬間に生きられるひと。
そして、絶対に他人にブラされないの。。。
そして、彼女が作ってくれたサンドイッチ。。。
解けていくハート。
わたしはまた、自分を攻めていた。
自分で自分をせめて 攻めて、、、
はやく はやく と急いでいた。
深呼吸 大丈夫。
私が泣き出すと、みーはハンカチを持ってきてくれて
「ママ、だいじょうぶ?」 と 涙を拭いてくれる。
「しっかりちてね。」 覚えたばかりの日本語。
わたしは、このふたりの天使にいつも守られている。
わたしの中にある ⚪︎⚪︎を、もう 卒業しなくては、限界がきている。
進まなくちゃ。
船はそこまできてるんだもの。
「 それは、この旅には持っていけないのだよ 。 置いていきなさい。
それが置いていけないのならば、あなたは一生をそこで暮らすのです。さあ、どうしますか?」
置いていかなくてはいけないものは、
今まで自分が一番 大事にしてきたものばかり。。。
空を見上げる
飛行機雲が 美しくのびていく
「 はい。決めました。 わたしはその船に乗ります。」
今朝みた夢の物語
遠い 遠い それはわたしの魂の記憶なのだろうか
時代 背景 姿 形は違うけれど
今 ここで繰り広げられているこの物語と
ほぼ同じ展開が繰り広げられている。
その物語は、次回につづく
魂の歌い手 空色カミュ
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