2015年04月07日

臨月~産月~






いま わたしは臨月を迎えています。





といっても 

ごめんさない


お腹のなかに人間の子供がいるわけではないのです。


わたしは今

自分を通して生み出された お産の神さまからの数々の歌を

一枚のCDアルバムとして暖めていて

いよいよ  お産が近ずいてきたようです。


~産月~ うぶつき

アルバムのタイトルです。

このアルバムは、妊娠から出産までのいのちの物語をうたった曲が入っています。

子宮からのラブソング。

子宮から産まれた、すべての人へ。

そしてこれから、この地球という星に降り立ちたいと願っている

魂たち、そしてそんな魂との愛のハーモニーを奏でるお母さん、お父さん、家族みんなに

贈りたい 産歌です。







誕生日を5月10日と決めてしまったのですが

やはり 予定日というのはどうなるか分からないもので

その日までにと焦れば焦るほど、いけませんね。


なんだか、生み出されるものというのは

そういうものではやはりないのだと

深いところで感じています。

みのり、そして満ちて

産み落とされる いのち。


お腹の中の赤ちゃんも、お母さんの気持ちを悟ってくれているように

わたしもそれまでには出ておいで と 語りかけては

そのために必要なことが動いているようです。


みなさまどうか 暖かく見守っていてください。

((ご予約いただいている、このCDに会うことを楽しみにしてくださっているみなさま。。。))


レコーディングをしたのは1月の終わり。

お産後、長野での暮らしの中で、一度は歌うことをやめようと思った私ですが、

八坂村のピアニスト朋さんとのセッションの中で

わたしの歌を歌いたいと思うようになりました。

そして、初めて朋さんと一緒にやったライブは

当時わたしが、今はまほう堂を営んでいるれいちぇるとやっていた

~まほうのしずく~ という雑貨屋さんの二階。

インスピレーションハートフルライブ!

朋さんの即興の演奏で、わたしも即興で歌ったりして

音の船に乗るライブ。

あのとき、Ne.cow works のマサーンさんもライブ染ペインティングしてくれたりして。

とても素敵な一枚の布が完成したのでした。




それから朋さんとライブを重ねるごとに、曲が生まれていきました。

朋さんのピアノは、潜在意識に触れているというのでしょうか。

本当に、身体で浴びているというか、どんどん浄化されていく

不思議な音色なんです。


そんな朋さんが、新たに初めた その人ひとりひとりへの

世界で一枚だけのCDのプロジェクト。 

ピアノサウンドヒーリング オリジナルパーソナルCD制作。

みなさんにもぜひ、朋さんの音の粒子を全身で感じて欲しいな。

詳しくはこちらを~。

http://ameblo.jp/yuuhoutom/entry-12010478972.html



そして今回、どうしてもCDにしたい!!

たくさんの人に届けたい!!残したい!!というわたしの願いを叶えてくれた

KALPANA KEI くん。

インドで出会ってから6年。いつか一緒にCD作ろうっていう約束が叶いました。

そして、子供らのパパであるJUNNA.

本当に
 本当にありがとう。





娘をタイでお産してから

わたしの子供たちとの暮らしの中で

次々と自然に生み出されてきた お歌たち



この五年間は本当にいろんなことがあって

その思い出と共に このお歌たちが一緒にいてくれる


次女MINORIに出会えたことも、本当に本当に感謝だ。

魂を磨き合うための家族。

わたしたちを選んできてくれて本当にありがとう。



長女を産んですぐ

元々精神面がボロボロな状態であった父親である彼の

病が悪化し

わたしたちは共に暮らすことを諦めた。


わたしはずっと、贅沢な暮らしは考えていなくて

とにかく家族で楽しく暮らしたい というのが夢だったのだけれど

その夢は打ち砕かれ、

小さなAURAとひっそりと、実家にお世話になる暮らしを始めた。


小さな命は とても重かった。


そして彼女はとても敏感で、研ぎ澄まされていた。

些細な光や、音ですぐ目が覚めてしまう彼女、抱いていないと泣いてしまう。

車に乗せれば大泣き。本当にずっと大人の手の中で、小さくうずくまっていたAURA。

きっと怖かったのだろう。不安だったのだろう。飢えていたのだろう。

その時のわたしがそうであったように。

アウラが初めて会った人は、私ではなくて父親である彼だった。

私から生まれてきた赤ん坊であるアウラを受け止めたのは、彼だったのだから。




初めての育児に戸惑いながらも、癌治療をしていた父と、母と、わたしとAURAとの暮らしが

半年ほど続いたのち、父は力の限り生き抜いて、そしてこの世を去りました。

この半年は本当に神さまが用意してくれた宝ものの時間だった。

いのちのバトンを渡してくれた父。そして父がいなくなった家の寂しさを紛らわすかのように

AURAが、いつもニコニコとそこにいて

お世話することが出来るよろこびに、気づかせてくれた。

母と、わたしと、AURAと。女三人での暮らし。




わたしがまだ母になる前、風来坊な旅を繰り返していたころのことだ。

父もまだ、身体の異変に気がついていなかったとき。

いつも強くて、ぜったい人前では泣かなかった父が、生き方の違いについてわたしと喧嘩したときに

涙を見せたことがあった。


「孫を抱きたい。めぐちゃんの子供が抱きたい」    と。

そんなこと、思っていたなんてまったく気づかなかった私。

結婚も、ましてや親になることなんて、想像すらしてこなかった

自己中心的な生き方をしていた私。

そしてその父の願いは、見事に叶った。


こどもを持ち、育てるということが一体どういうことなのか

みなさんは考えてみたことありますか?

私はこどもを育てるなんて大変そうなこと、わたしには無理だとずっと思っていました。

でも、妊娠して

はじめての検診のときに聞いた、AURAのたくましいその心臓の音に

どうしてだか涙が止まらなくて

その時からすっかり、母親という生き物になってしまいました。

頭で考えて無理だと思っていても、身体はどんどん母親として変化し、

そして産み、抱きしめ、お乳を与え

一緒に泣いたり困ったり、悩んだり怒ったりしながら

私は今日もまた、お母さんという生き物です。

きっと死ぬまで。





子供を授かり、自然のなかでこの子を迎えたいなんていう気持ちだけで

タイへ渡り、旅しながら産む場所を探し、

パートナーと二人だけで、青い蚊帳の中で ロウソクの光と お月さまの光の中で

天井から吊るしたロープにしがみつき

AURAをお産しました。そこで感じた宇宙と天と大地、、、魂の賛歌。はわたしの中で産歌となりました。




今でも、お風呂で裸のAURAを抱きしめるたびに

はじめて彼女をだきしめたときのあの

深い深い感動に出会うことが出来ます。

ずっと ずっと待っていた

このときを、、、

出会うべくしてであった  あなたという魂








臨月は

やっぱり

たくさんのものが 浄化されていきます

妊娠中 女性は みんな 揺らぎます

波のように

静かな夜もあれば

嵐のような夜もある

そうやって 自分の魂を洗って

私たちは

母という 器を 磨いているのです




この動画は

たましいの宿る場所 という歌を歌っています。

次女 MINORIが わたしにくれた歌です。

























  
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Posted by カミュ at 22:53Comments(0)music