2016年12月30日
旅で発揮されるこども力
2016年も残すところあと1日。
今年はこどもたちとはじめての旅 Bali旅行からはじまって
なんだか本当に濃厚な一年を過ごさせてもらいました。
Baliに行く前、旅には結構慣れている私が
珍しくとっても不安に駆られていたのを覚えています。
身体も持病の症状がきつく表れている時期で、動くのもやっと。
長女をタイでお産してから、実は長野県すら一度も出ていなかったわたし。笑
旅なんてもってのほか。
毎日繰り返される日常をこなすのに、必死で
外へ出る気力も体力もどこにも見当たらなかったのだ。
仕事してるか、こどもと遊んでるか。その二択しかない時期だった。
今もそれはあまり変わらないけれど
自分の時間を作ることなんて、本当に本当にない時期だった。
長女は環境が違うところなど苦手で、ましてや自分の家以外で泊まれた経験もなくて。笑
二女はまだ2歳でおむつも外れてない状況で。
毎日いろんなことがごっちゃごっちゃだったから
こんな状態で、果たして長野から出て空港にまで着くんだろうか、、、と、
まずは本当にそこに確信が持てなくて
航空券を買ったはいいけれど、けっこう半信半疑で
本当にBaliに着くまでは、あんまり人に話さないでおこうとまで思っていた。笑
でも、
本当に面白いもので
やっぱり旅人の親を持つ子供ふたり。
旅スイッチが入ったとたんに
長野での日常とは全然違う顔を見せ始めた。
自分で荷物を背負って、新幹線も、東京での乗り換えも
空港も、なんだかとってもノリノリで楽しく過ごせたのだ。
ああ、なんか心配なんかいらなかったなって思いました。
そして、困ってるときはぜったに助けてくださる人がいた。
わたしは本当に困ったことは一度もなかった。
子供を産む前、インドやタイやインドネシアや
いろいろ長期の滞在をしていたときもやっぱりそうで
いっつも誰かが助けてくれたんですね。
インドで子ザルに足を噛まれたときも
それを見ていたインド人のファミリーがすぐ家に招いてくれて
ギ~とターメリックを混ぜたものを傷に塗ってくれたし。
初めてインドに行ったとき、一人で10時間くらいの電車に乗ることになったときも
フランス人の旅人の女性と出逢って、
彼女はインドに毎年来ている人で、仲良くなって
自分が行こうとしていた場所まで一緒に二週間ともにしたりとか。
思い返せば、わたしは相当いろんな人に助けてもらってここまで生きてきています。
それは旅だと浮き彫りになりやすいだけで
日本での日常でも相当いろんな人から助けてもらっています。
しっかりしてるオーラはどっからどうみても出ていないようで(笑)
わたしにアドバイスをくれたり、メッセージをくれたり
これはディバインからの声?ということを目の前の人を通して見させてもらったり
自分の思いや癖はすべて外側の世界から見えてくるし
なんていうタイミングなんだ!!という偶然に見せかけた必然が
いつもわたしの人生の中にはたくさんあるんです。
わたしだけじゃないよね。
あなたもそう。
いつもたくさんの人に
助けられているよね。
だからか
わたしも
人に手をかしたり、助けたりすることは
とっても自然にできる。
別になにも考えてないくらいふつうのこと。
インド人て 「ありがとう」という言葉は
めったに使われないのですが
それも、やっぱり
ありがとうなんて言わなくてもいいくらい ふつうのこと。
おたがいさま が そこらじゅうに転がっているから。
(写真 インドでサドゥとチャイタイム by カミュ)
恩を着せない関係性っていい。
恩着せがましいのは好きじゃない。
けれどそこ、たまにまだ自分の中で感じるときがある。
わたしがこんなにも時間を使ったのにあの人は、、、とか
こんなにも頑張ってるのにあの人ったら、、、とか
無意識にふと表れる自分の中のうにゃうにゃしたもの
そういう時はだいたい
身体のどこかもうにゃうにゃしてる。
胃が重たくなったり、二の腕あたりがむずむずしたり
その意識ばかりが頭を占領したり。
そんな時はわたしは歌う。
歌う瞑想。
植物の香をかぎながら、声を出して目を閉じる。
ただただ、自分を通過していくものだと感じる。
過ぎ去っていく感情。
そして最後にこう言います。
「なーんだ。 すべてうまくいっているじゃん」 と。
自分がリセットされる
またはじまる。。
2017年は1月半ばころより
タイへ行きます。
今回は
前みたいな恐怖や不安はもう出てこなくなった。
人間は一度経験しちゃうと
もう適応しちゃうからすごいね。
こどもたちも
すごく楽しみにしています。
いい歌たくさん産んでくる。
そんな旅になりそう。
いま、いろいろインドの写真を見ていたら見つけた写真。
これ、ダラムサラで見つけてとっても気に入ったお洋服。
ライブ用に買おうかどうしようか迷って
買わなかった自分。。。たぶん2000円もしなかったと思うんだけど。
ほしいのに買わない。お金がないからという本当にけち臭い旅をしていたわたし。
だってもう二度と出逢えないかもしれない洋服だったのにね。
そして、それを着てライブをしたら
きっとうれしくていいパフォーマンスが出来て
もっと豊かになったのにねー。
今ならそう思える。
でもあのころの私は、自分を我慢させることばかり選んでいた。
我慢大会はもうやめて。
行きたいならどうやって行けるか考える。
ほしいならどうやって手に入れるか考える。
やりたいなら、やらない理由なんてないんだよね。
わたしは自分の人生を
絶対にあきらめない。
それは愛することと同じこと。
今年も、カミュのブログをお読みいただきありがとうございました。

2009年のインドの旅で
たくさんライブしたのですが、そのときドネーションで譲っていたCDを
ベルギー人の方がとてもとても気に入って
日本語はわからないけれど感じる、わかる。すごくいいんだよと
とてもファンでいてくださっているということを
先日知りました。
あの時の旅で、たぶん 200枚くらいいろんな国の人たちが
ディーカオンカ(ジュナとのユニット)のCDを手にしているはず。
どこかの場所で
もしかしたら今も 唄が鳴り響いているのかと思うと
不思議な気持ちになります。
きっと唄ってそうなんだろうね
ずっとずっと
発した音は宇宙にコダマし続けている。。。
ああ、、また歌いたいな。
(このサンダル!!笑 お寺で自分のはいていた靴がなくなって、
ゴミになってた片足のサンダルを拾い集めはいて帰ったっていう。。。サイズ違い。。。懐かしい)
2017年は
人に分かち合える、そして与えられる豊かさを持つ。
自分でいっぱいいっぱにならない生き方。
そうそう、それがしたいんだよね(o^―^o)
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