2012年08月01日
お母さんと仕事の両立

まほうのしずくを始めたとき
私の娘は11か月でした。
まだ立つことは出来ても、歩くことは出来ず
私は電車で娘と通勤しては、
お店でおんぶしたり、抱っこしたり、その辺でハイハイさせたりしながら
お客様を接客したり、会計をしたりしていました。
娘の面倒を見ながら、働く。というよりかは、
私の日常の中に娘がいる。 ただそれの延長のような感じでした。
ただ、通常いつもお店にはスタッフは一人という体制だったので、
ちょっと困ったことがあっても一人で対処しなくてはならず、
娘の子守をしがらのお店での仕事では、書類系やパソコン仕事がまったく捗りませんでした。
赤ちゃんの性格もあると思うのですが、うちの娘の場合、私の背中で寝ていても、
布団に降ろすとすぐ泣いて起きてしまう敏感なタイプの子だったので、
お店にいる間は常にぴったり一緒。その辺でゴロンなんて一度も出来ませんでした。今でもですが。
でもこのハイハイ期で困ったことといえば、お店の商品をなんでも手にとって口に入れようとすることくらいでした。
後は、結構お店でもお客様にかわいがってもらいながら楽しくやっていました。
その頃はれいちぇると二人でお店をまわしていたので、私が出来ないことはすべて
れいちぇるがありがたいことにフォローしてくれていて、なんとかお店が回っている、そんな状態でした。
そして時はたち、娘が歩けるようになったとき、
またもや変化が訪れました。
ハイハイだけだったころは、小さなお店をうろちょろしてるくらいで
なんとか退屈をしのいでいた娘も、歩けるようになると、、、。
すぐ外へ出て行きたがるは、飛び出して帰りたくないと泣くは、
私がお客様とお話ししていると、やきもちを焼いて泣いて騒いで、しゃべらせてくれない。
接客にならなくなったのです。
困り果てて、ばあばに迎えに来てもらったことも何度もありました。
しかし私は完全母乳で育てていたので、おっぱいをあげるために
すぐさままた帰らなくてはなりませんでした。
たぶん、働くお母さんの中には、仕事の都合上、哺乳瓶で自分の冷凍した母乳を溶かしてあげたり、
ミルクで育ててる方も多いでしょう。
でも、私はどうしても母乳で育てたかったのです。
私はよくばりなので、仕事も育児も、何かを我慢したり、犠牲にしたりとか
そういうことがどうしても出来ずにいました。
それに娘は、わたしの母乳以外、一歳受け入れませんでした。
子育ても、お店の運営も一年生だった私は、本当に分からないことも沢山あって、
毎日毎日が本当に必死でした。
「今日もやっとこ一日が終わった、、、。」
そんな風に言いたくないけれど、本当にしんどいなあと思うことも多かった。
自分一人だったら、ぱっと出来ることも、
子供の面倒を見ながらだと、どうしてこんなにもひとつひとつに
時間がかかるんだろう。思い通りにならないんだろう。
思い描いていたことの
半分も出来ない日々が続きました。
いや、やりたいことが一つも出来ないこともあったなあ。
お店に一緒にいることが、娘にとっても、私にとってもストレスになってきていました。
歩き始めのころというのは、ひとつのターニングポイントなんでしょうね。
丁度、私のように子供と一緒に働いていたお母さんたちは、
みんな同じことを口にして悩んでいました。
始めのころ、水曜日を5時までにしていて、水曜日だけ11時から5時まで働いていましたが、
この6時間というのが本当に子供と一緒に働くうえで、きつい時間でした。
もう6時間もあそこにいると、娘が飽きてしまってぐずってぐずって大変、、、。
娘がぐずりだすと、私も本当に心底疲れてしまうのです。
家に帰っても仕事がある。
しかも娘は私をずっと必要としています。
お父さんが一緒に住んでいる家庭は、お風呂はお父さんが入れてくれたり
たぶん、子供と少し離れる時間がちょっとあると思うでのすが、
うちの場合は母子家庭なので、本当に私と娘。
私の母も同居していますが、娘はおばあちゃんではダメなのです、、、。
ママがいい!!
これは今でも変わらず、、、。
たぶん、母乳で育ててるため、母乳への依存も高いのかな、と思います。
自分の大好きなお乳 = ママ じゃないと満たされい
この方程式を作ってしまった以上、中々手ごわいということが
分かりました。
子供を育てていれば、もちろん自分の時間もほんとにない。
夜、娘が寝てから、また仕事をする。
そして仕事でも娘とずっと一緒でストレスがたまる、、、。 というのは、やはり悪循環の始まりです。
集中出来ない。
仕事は、自分が一生懸命になれ、楽しいことでないと、身も心も続きません。
もちろん、私はまほうのしずくを愛してるし、働くことは苦ではないけれど、
この歩けるようになった出たがりの娘との勤務体制には限界があるな、と感じました。
何か変えていかなくては。
というわけで、保育園に預けることにしたのでした。
それもまた色々な葛藤がありましたが。
今は、スタッフが増えたこともあって、
最高でも勤務時間を4時間にしているのですが、
子供がいるお母さんが無理なく働ける時間としては
やはりこのくらいだろうな、と私は感じています。
娘も保育園に通わせるようになり、
お迎えのことなど考えると、やはり電車通いということもあって、私は三時半には
お店を出ないと。そして祝日や日曜日は保育園はお休みなので、
それに合わせて私もお店を休ませてもらっています。
その間は、他のスタッフが開けてくれています。
遅い時間まで子供を預けていらっしゃる働くママさんも多いと思いますが、
私はどうしても子供を日が暮れるまで保育園に預けることが嫌なのです。
今は週5日お店に出ていますが、主婦で小さい子を持つ親としては、
週2、3,多くても4日が理想だな。と感じています。
ま、理想は理想であって、それがしたいけれど無理な状況にあるから
辛いんだって、こともありますよね。
もっともっと長い時間、がんばっておられるお母さん方もいらっしゃると思います。
家事や育児、仕事の両立で、かなり無理されているのではないでしょうか?
人それぞれではありますが、楽をされている方はいらっしゃらないでしょうね。
そして無理をすると、子供が敏感に感じ取って、
これまた一番休みたくないときに熱を出して、仕事を休むはめになったりしますよね。
ああ、なんだろう!!このジレンマは~~!!
と、私もなんど泣いたことでしょうか。
仕事場の仲間や上司が、理解ある人たちならありがたいですが、
理解がない人だと、本当に板挟みにあって、きついですよね。
私の場合、突然お店を閉めて、せっかくまほうのしずくに来てくださったお客様が
がっかりされることが、本当に申し訳なくて申し訳なくて、、、。
今はスタッフが増えたことにより、みんながそういう状態をありがたいことにフォローしてくれるので、
お店を閉めなくてはならない日は減りました。
子持ちの母が開業するということは、お店を突然休んでも大丈夫な状態にあるか、
それかス対応できるタッフが何人かいることが、とても大事であることに
始めてからやっとこ本当の意味で気がつきました、、、。
人に迷惑をかける。といことが、本当にいけないことだと思っていた私にとって
子育てをしながら仕事をするということは、いろいろなことを教えてくれました。
迷惑をかけることはイケナイことではなくて、お世話さま、お互い様精神で生きていくと
お互いが気持ちがいいってこと。
そういう仲間と仕事が出来たら、最高であること。
今の自分には出来ないことが沢山あるくせに、人に助けてっていうことがなんだか迷惑なんじゃないかと思って
言えなかった私が、今じゃ困ったこと、出来ないことはすぐさま
「これお願いしてもいい? 分からないんだけど、聞いてもいい? 」 と、言えるようになっていたり!!
これは、本当に小さな私の変化でいて、大きな進化でもあります。
一人で生きてきたような顔をして、なんでも出来ると勘違いして、自分のことをちょっと人とは違うぞなんて思った若いころも
あったけれど、
子供を持ってみると、なーんてことはない、一人の悩みも白髪もある、ふつうのお母ちゃんでありました。
あ、それにしても今日は満月??
今、窓からお月様が見えました。とっても美しい。
ふう、息抜きだわ~~。
昨日、久しぶりにれいちぇるとまほうのしずくで会って、
赤ちゃんももう三か月だってだいぶ大きくなって、
ふたりでキッズテントの横で並んで授乳していたら、
「なんだかこんな日が来るなんてなー」
なんて、感動してしまいました。
そして、れいちぇるもこれから働くママとなる日がくるならば、
やはり勤務体制についてもう一度ちゃんと考える必要があると思いました。
それにしても、子供におっぱい上げてる時ってしあわせ。
脳からぜったいいい物質が出ている。
育児の休憩にももってこい。
授乳大好きで、子供が二歳二か月になってもやめられないでいる私。
私はどこでもすぐ授乳しちゃうけれど、さすがに電車の中だけは気まずかったなー。
「かみゅさん、この本読んでみてください♪」
と、れいちぇるが貸してくれた一冊の本
「働くママが日本を救う! 子連れ出勤という就業スタイル 」
著者 光畑 由佳
なななんと!!
私が悩んでいることの答えが、この本の中にあるかもしれない!!
と、早速読み始めています。
普通のお母さんに落ちついてしまってる人の中には、
本当はすっごい能力や経歴を持ってる女性って多いですよね。
私は家事や育児にたっぷり時間をかけて
お母さん業をまっとうする生き方が本当は理想だから、
それが出来る人がうらやましかったりするのですが、
私はなんせ働かなくてはならない人生の流れにのってる人なので、
中々主婦に収まれない、、、。 悔しい!!結婚したいのに~~!!
(まそのうち出来るかもしれないけど♪)
でも、やっぱりそれだけだと、正直、私は自分て何?なんて思ってしまいそう。
働きたい= 自分を発揮したい お母さんだっているはず。
一生、主婦でいることも、すばらしい仕事には違いないけれど。
育児はいつか手が離れるから、
そのとき、自分をちゃんと持っていられるかって、大きなことだと思う。
と、長々と書いてしまったけれど、
あと少しで、何かわかる気がする、
もやもやする~~!!!あとちょっとで、私の悩みの種から芽が出そうな、、、。
そんな予感。
私が本当にしたいこと、目指したいこと、やりたいこと、つなげたいこと、
私の使命、役割、、、。
逃げではなくて、ちゃんとその道を歩きたい。
誰かのためっていうか、
やっぱり自分のために。
それが、誰かのためになっていたら ラッキーだけどね。
そしてそして、
最後になってしまったけれど、
そんな
お母さんしながら モノづくりをしてる作家さんの
展示販売が、
明後日の3日から22日まで
まほうのしずく二階であります!!
素敵な作家さん
solo solo
Sai
nono
の三名による
お母さんが作った一つだけ展
ぜひ、お子様と一緒に遊びにいらしてくださいね~~!!
本当に、いつ作ってるんだろうみんな、、、。
すごいなあ~~
明日はその準備です。定休日ですが
11時から一時くらいまでお店を開けています☆
通りかかったら寄ってみてくださいね♪
びんずるの準備もしないと☆
みなさんは踊りますか?