2012年10月11日

映画~内部被ばくを生き抜く~の感想。

昨日は鎌仲ひとみ監督の最新作

「内部被ばくを生き抜く」 の上映会でした。

参加者は私を入れて5名。

今回チャンスがなかった方、次回は 長野市権堂にある

アトリエ ~風の公園~さんであります。

 日時:11月3日(土)14:00~15:20

会場:風の公園2F

会費:800円

※開始10分前にはお越しください

※遊べるキッズスペース、授乳室、おむつ替え台あります


ぜひ、長野にお住まいの方たちにも、観て欲しい映画だと思いました。

原発事故は、まだまだ終わっていない。。。



福島のお父さんの言葉で

「光が見えないから苦しい。光が見えれば、そこに向かっていけるのに。」

という言葉が、とても胸に突き刺さりました。

「移住すればいいのに、と言われるのが一番辛い。したくても出来ない現実があるから苦しんでるのに」

という、お母さんの声も心に刺さりました。


一人で生きてないからこそ、繋いだ手を離せないこともあるし、

生まれ育った土地を、家を愛してるからこそ、思い入れがあるからこそ

そこに居たいと思うこともある。

家族は一緒にいてこそ、幸せであるという絆がある人ほど

バラバラになることが辛いですよね。

それだけの絆がある家族が持てるということだけでも

すごく幸せなことだと思います。

私だったらどうするかな、、、。

私と娘だけだったら、すぐ移住を選択するだろうな。

でも、そこに母や家族や仲間たちが住んでいて、

みんながそこで生きることを選んでいたら、私は移住を躊躇うかもしれない。

土地や居場所に未練はない。またいくらでも居場所や仕事は作っていくことが出来る。


でも、人はその人と同じ人にはもう二度と出逢えない。

その人との関係を、誰かに同じように求めることも出来ない。

私は場所や空間よりも、人や仲間が好きでその場所を選んで住んでいるからな、、、。



土地も人も、家も、そこに立つ木さえも、自分を補ってくれているエネルギーの一つだとしたら、

そのエネルギーをひとつでも失うことで、人のこころや身体は何かが変化するんだろうとも思う。


でも、大好きな友人と別れるとき、いつも思い出す言葉がある。

私が東京に住んでいた時に、友達が引っ越してしまうことになり悲しんでいた私に

トミーが言ってくれた言葉。


「悲しむことは何もないよ。こころはいつだって傍にいるさ。友達がそこで幸せに暮らしてるなら

 何も悲しむことなんてないじゃないか。」







どんな時も、どんな場所でも、どんな暮らしの中でも、

笑いは必要だと最近良く思います。笑顔じゃなくて、あははって笑うこと。


笑えない状況でも、くすぐってでも笑ってみるといい。

頭がからっぽになって、笑声と共に、悲しみさえも逃げていく効果があるから。

笑わせてくれる友人はありがたい。


笑うヨ~ガですね。


自分が笑っていられれば、免疫だって高まってくれる。ストレスだって吹き飛ぶ。

後悔よりも、過去よりも、今の自分とどんな風に付き合っていけるか。

どんな気持ちでご飯を食べれるか。

どんな気持ちで、家族と過ごせるか。

どんな気持ちで、時には一人で孤独に耐えるか。




笑ってる自分をみた子供たちは、お母さんが笑ってるから大丈夫だ。ときっと思える。




そうだ、何か不安に飲み込まれそうになる前に、


食卓を囲む時間を大事にしよう。

たのしい会話、おもしろい話、笑い話、

私のへたくそな料理でも、笑って食べたらそれだけでおいしいし、

笑って食べたら、きっと身体も精神も強くなる。







先日、東京から遊びに来てくれた友人がとても痩せてしまっていて、

こんなことを話してくれました。

「あの3,11があってから、食品を買うときに産地を気をつけたり、

 余震があったり、いろんなことがずっとストレスになっているのが原因だと思う。」

と。

もともとご飯を食べることって、本能的なこと。

身体が欲しいと思う必要な栄養が入ってる食べものを、人は無意識のうちに選び取り、

料理したり、料理してもらったりして楽しんで、

ごはんをおいしく楽しく食べることが出来ます。

「あ、この野菜おいしそうだね。」 と、手に取った野菜の産地を確かめて

「ごめんなさい」 と戻す瞬間、

私たちの心は生産者さんのことを思うと、とても心が痛むし、

そしてそういう選択をしてしまう自分にも、冷たさを感じたりしてしまう。



そして頭を使えば使うほど、これは本当に大丈夫なんだろうか?と不安が押し寄せる中で買い物をしたり、

料理をすることは、とてもストレスだし、健康よりも大事なものを失いかけていると気が付く。


今までは、無農薬のものをなるべく選ぼう、とか、自分たちの土地で採れたものを。とか

添加物が少ないものをとか、

それなりの自分の中の基準があったけれど、今はそこにセシウムだのなんだのってってなると、

自分の容量をオーバーしてしまう。

結局ただただ長生きがしたいわけでもなくて、

人としてどんな選択をして、何を大事にして生きていくかだよなーと思ったり。

でも、子供は犠牲にしてはならない。

防げる部分は、防ぐに越したことはないし、

出来るだけ生きる力の強いエネルギーのものを食べさせてあげたい。



内部被ばくを生き抜く。

そう、この映画が私に教えてくれたことは、

内部被ばくが可能性として充分ありえるこれからの日本で、生き抜くことだ。

私は、何を大事にして生き抜くことを選びたいか。

その答えは人それぞれ。

移住も人それぞれ。

何を食べるかも人それぞれ。

私は私の人生を生き抜きたい。

愛する人と共に。


そして明日は 食育の会です。

私も参加させていただきます!

勉強はどんどんしたい☆




今回企画してくださった~りんごほっぺの会~のみなさん、nonoさん

ありがとうございました!

りんごほっぺの会さんの活動はこちらです。

http://ringohoppe-nagano.jimdo.com/



お母さんは今、動いています!


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空色カミュ ホームページ http://sorairokamyu.jimdo.com/
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