2012年12月12日

わたしはお母さん?

あーちゃんはたまに私のことを

「めぐ~」と呼んでくれます。

私の本名はMEGUMI。

最近では親族と幼少期の友達以外はみんな私を「かみゅ」というニックネームで呼んでくれているので

娘に「めぐ~」と呼ばれると、なんだかとてもきゅんとしちゃいます。


私は彼女にとってお母さんでありたいと思っていたけれど、

最近、もうそういう役目でなくてもいいかななんて

思ったりもしています。

もちろん、育児を放棄するわけではなくて、

この子を育てようとか、この子をまっとうな人間にしようとかっていう母親的な強い気持ち、

想いがあればあるほど、理想と現実のギャップにジレンマが生じて

自分が苦しくなるだけだと気が付いたのがハジマリ。

「私はちょっと地球に先に生まれた人間」 

そのくらいの気持ちで娘と接すると、案外楽になれます。

私が大好きな美容師さんに、そんな話しを聞いて、その時は

そんな風に思えるかなーって思っていたけれど、

今はその気持ちがよく分かります。

お母さんになって、まだ二年とちょっと。

自由きままに生きていた私が、そしてまだ自立出来てないような私が

立派なお母さんになるには、ちょっとめまい。


もちろん、彼女にこの世で生きていくうえで知っていた方がラッキーなこと、スムーズなことは

沢山教えてあげたいし、お母さんという役割を学ばさせてもらってることには感謝です。



しかし、その前に私は私という人間で、

そこにやってきてくれたAURA。

そして時々お父さんと思われるJUNが遊んでくれる。

そんな家族の関係で、とりあえず今は 

「ま、いいか♪♪」


といった感じ。 もちろんもっといい関係にはなりたいけれどね。



最近、チャイルドシート事件で、こんなことを学びました。

赤ちゃんの頃から、チャイルドシートが大嫌いなあーちゃん。

車が好きな子も多いけれど、あーちゃんは車がとても苦手でした。

チャイルドシートも大嫌いで、

私は大泣きするあーちゃんと車内でかなりバトルしていました。

真冬でも全身汗びっしょりになって大泣きするあーちゃんに、

精神的にも追い詰められた私は、チャイルドシートに頼らないことを選んでしまいました。

もしも事故がおこったらイノチが危ない。

それは分かっていたけれど、でも精神的に追い詰められた状態で運転してる方が

もっと危ないと思ったから。

でも、先日警察に捕まってしまって。

警察の人に言われました。

「お子さんの命の責任は、ご両親にあるんですよ。大切にしてくださいね」

と。


確かに、日本の車社会で、事故はいつ起きてもおかしくはない。


自分でも、本当は気が付いていたこと。

子供のわがままを、どこまで許すか。

まーシートが嫌なことが、わがままなのかどうなのか、どうしてシートが嫌なのか、

彼女の心の声がちゃんと分からないけれど、

自分がどこで、ちゃんと領域を教えてあげるか。


これはちょっと先に生まれた人間としての、大事な仕事であるんだろうな。


友人にアドバイスをもらったところ、こんな意見を頂いた。



☆ 神様からもらった大切な命だとうことを、ちゃんと話してみるといいよ。

☆チャイルドシートを付けている子供の動画とかを見せるといいよ。

☆座席に落ち着くアロマを垂らしてみたらどう?

☆ママはちゃんとここにいるよって、手をにぎってあげていたよ。


などなど。


早速私は試してみました。

いのちの大切さをじっくり彼女に話し、


そして子供がチャイルドシートに楽しそうに乗ってる姿の動画を。


これを見て、アウラはすぐ自分で乗りたいと言ってくれました!

でも、長時間はムリ。15分くらい。

それでも上出来!!

「助かったよーありがとう!」ってさんざ褒めたら、彼女もご満悦。

でも、またイヤイヤが始まりました。

次は事故の映像を見せました。

「もしも車が事故にあたら、社内でこんなことが起るんだよ。私はまだあなたと、バイバイしたくない。

おそらにまだ帰ってほしくないの。」

と伝えながら。

すると彼女は何度も何度もその映像を見たかがって、じーっと見つめていました。


そして今日。

なんと自分からチャイルドシートに入り、

「じこ、あぶないからね」

とつぶやきました!!

事故の映像を見せるのはどうだろう?必要かな?と思っていたけれど、

自動車という乗りもののいい面、怖い面の二面性をちゃんと教えると、

彼女は自分で選ぶことが出来るようになったのです!

これにはとても感動。


私が押し付けなくても、彼女に現実を話すことによって

それを彼女が自分で学びとり、チャイルドシートに座るかどうかを

自分で選ぶ。


私が無理やり押し込めようとしていた時は、

何も変わらなかったし、更に悪化していったけれど、

でも、少し方向性を変えて、ユーモアまじりに彼女に伝えると

案外素直に受け入れ、自分から動いてくれる。


そして自分で気が付いて自分が決めたことは、彼女もそれを自分のルールとして

感じ、守ってくれる。


パートナーとの関係性もそうだけど、自分の色に染めようとか

自分の理想に仕立てようとか、思い通りになってほしいとか

そういう想いはことごとく振られる。


子供もそう、大人もそう、みんな自分という物語の主人公として生きてこそ、

その人の人生はより面白いものになっていく。

その中での家族の調和ってどんなものだろう?

居心地のいい、愛のある家族のすたいるってどんなものだろう?

従来の家族のあるべき家族の姿にこだわらずに、

私たちちきゅう家族、 AURA と JUN  とのこれからを楽しみたいと思う。



ここ数日、私の人生はお祭りのように賑わっていました。

毎日獅子舞を見てるような、毎日あんみつを食べているような、

社会とは切り離されたようなその空間の中で

ひたすら自分という本質と、娘という本質と、さらには娘のお父さんとの本質の中で

自分の立ち位置を見直しているような、そんな時間でした。



でも、毎日がお祭りだと、さすがに疲れてしまいました。

毎日があんみつだと、なんか違う栄養素もそろそろ欲しい、と身体が言うような、、、

もちろん、実際に食べていたものはあんみつではないけれども。


私たちがこの二年、ずっと離れていたことにより

取り戻したいと思ってしまう時間、そして新たに作り出していきたいと思っている

家族の関係の中で

ひとりひとりが、なんだか嬉しさのあまりに

とてもハイテンションになってしまって、でも100%になりすぎて

結局疲れてしまった、みたいな感じです。

良くも悪くも似た者同士なんだなーと思いました。


まだ一緒に暮らすまではいかないけれど、どの立ち位置が心地よいか

色々試してみて、楽しい方向性、わくわくする可能性を見て行きたいな。




困ったことは、恐ろしくみんなマイペースなこと。

この家族をまとめていくのが、もしも私の役目だとしたらお手上げです。

みんなそれぞれのタイミングで、それぞれのペースの中で

それぞれの好きなことの中で生きているので、

それがなんとなくハーモニーとなっていればいいけれど、

そこがズレだすともうどうしようもない。

「この時間に家を出たかったのに。」という私の気持ちは、見事に振られてしまいます。


でも、そのおかげでいいことがあったり。

流れのままにを実行しているアウラに合わせるのが、一番本質に近いかもしれない。

私はすぐ、社会とのつながりや、だれだれに迷惑をかけないために。とか、

誰かの顔色をうかがってとか、そういうところに囚われてしまうから。



「まったくもう!」 気が付けばそんな私の口癖を、たまにアウラがそっくりに真似しています。


これはしまった!!


主導権は誰にあるのか?

子供なのか、お父さんなのか、お母さんなのか。

それはその時々によって変化するんだろうけれど、

それぞれみんな、思いやりを持って行動できるようになるといいな。


ハーモニーという意味を込めて名付けた彼女の名前 AURA。

私たち家族に、調和を生んでくれるかしら?

いや、もうすでに。

そしてあなたのハーモニーは、ちきゅうに、宇宙に響き渡る。


感謝だね。


ありがとう。 愛してるよ。



わたしはお母さん?

マリア様みたいにお祈りするあーちゃん。


























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この記事へのコメント

カミュさん、こんにちは。
私、実は何度かお店にお邪魔して、ヨガ教室の事やひろこさんの教室について聞きに行ったものなのですが、実際参加する事ができなかった人です/ _ ;
部屋のお掃除をしていたらふと、まほうのしずくのパンフを見つけて、ここのブログを見てみたら…閉店したのを知ってびっくり!
カミュさんの雰囲気が大好きで、去年大きくて美味しい洋ナシを買ってから、ふっと行きたくなるところでした。

いろいろと考えている時期に、カミュさんのこのブログと改めて出会って、いいタイミングだなーとおもっています。
また、見にきます(*^_^*)

ふーみ
Posted by ふーみ at 2012年12月12日 12:58
ふーみさん
見つけてくれてありがとう!
いつも、イベントなど気にかけてくださって売れしかっです!
お店はなくなっちゃったけど、ブログを通してまたよろしくお願いします。o(^▽^)
素敵な出逢い、感謝いたします!
Posted by かみゅ at 2012年12月14日 17:03
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