2012年12月26日

人体の不思議

最近、身体について勉強しています。

といっても、ひたすら自分の身体や人の身体を触らせてもらっているだけ。


目を閉じて身体をやさーしく触ってみると

いろんな感触が味わえます。

冷たい、熱い、カサカサしている、しなやか、まるい、固い、やわらかい、、、

感覚って不思議で、目を閉じると触覚や嗅覚がもっと敏感になるのが感じられます。

そして目をしっかりあけて、その場所を観察しながら触ると

また色んな発見があったり。

子育てしてると、中々じっくり勉強する時間がもてなかったりするけれど、

身体を触ることなら意外といつでも出来る!

と思って、いつでもどこでも触っている感じです。




小さい頃、理科室の人体の模型とか見て、

人間の皮膚の下には、こんなにも色々な臓器や筋肉や血管、骨があることに

びっくりしたというよりも、あまりの衝撃でひいてしまったことを思い出しました。


そして、自分の身体なのに、一生自分自身の目で私の身体の内面を見ることがないことが、

なんとも不思議な感覚でたまらなかったことも思い出しました。

四六時中、死ぬまで一緒なのに!!


自分の心が、どうして他人には見えないのか?とか、

そういうことも不思議で仕方なかったっけ。


でもそれについてどうして大人はきちんと教えてくれないのかも、

不思議だったな~。



あらためて、肌という表面から手で触ってその奥にある筋肉や筋、骨、内臓などを感じてみると

こんなにも沢山の奇跡が繋がって人間は出来ているのか!!と

いちいち感動してしまいます。

この筋肉がここに繋がっていて、しかもこの筋肉の裏にはまた筋肉が?!

と、見えないところでがんばってくれてる人たちが沢山いるということ。


その存在にすら気が付いていなかった自分がいる、自分の身体なのにね。


人は外見を着飾って、表面の美しさを褒められるとなんだか嬉しくなってしまうものだけど、

見えないところで日々支えてくれている臓器や筋肉や足の裏なども、

たまには自分自身で褒めてあげたり、感謝をしてあげたいなと思った。

そしてそういう気持ちで身体を触ると、身体はどんどんその喜びを吸収して

どんどん活性化していくことにも驚く。

逆に怒りや悲しみなどの感情も、ダイレクトに感じ取っている。

身体は精神、魂と常に一緒に生きている。



一度そういう人体模型ファクターで人を観察し始めると、ちょっと面白い。

(やりすぎると気持ち悪くなってくるので注意だけど。)

小さなまだ二歳児の娘の身体を触ってみても、もうしっかりと身体が成り立っている。

骨があって、血が通っていて、筋肉があって、、、!

そういえば、まだお腹の中にいたころ、心臓が出来てる状態だけでも

すごく感動したっけな。あの頃から考えると

ここまで、本当によく成長しているなー。本当に感謝だ。




なんとなく娘の背中の筋肉を触っていると、

「やだ~~!!」 と 逃げられてしまったので、

「あ、ごめんごめん、お母さん今、身体の勉強させてもらってるんだ。触らして~」

と言うと、

「おべんきょうちゅうなの? うん、いいよ。」と許可がおりた。

自分の身体を触るような感覚でついつい手が伸びてしまったが、

彼女ももう自分の身体という意識が目覚めている。これからはきちんと断ってから

触らせてもらおう。ベビーマッサージのときも、赤ちゃんがびっくりしないように

まずは一声かけてからって教わったよな~。

いつの間にか、娘を触ることがある意味当たり前になってしまっていたな。


それにしても筋肉の名称を覚えるのは一苦労、、、。

でも、まずは名称よりも、どこにどんなものがるのかを、触ってちゃんと分かるようになりたい。

タイ式マッサージのときは、そういった筋肉の場所などの意識よりも、

センと呼ばれるエネルギーのラインに沿っての施術。

それもとっても魅了的なんだけど、エネルギーラインはひとまず置いておいて、身体の仕組みを

もう一度ちゃんとおさらいしたいところ。




そうそう、私の最近の愛読書、~明るいチベット医学~に こんなことが載っていた。

乳頭体という肌のすぐ下にある組織の話。

この乳頭体という組織が、暑い、寒い、乾いた、触ったなどという情報をキャッチしている

アンテナ役だそうで、この乳頭体が活発だと、とっても敏感な身体になり、

身体の外で起こっている環境に

身体をぱっときりかえてメンテナンスしてくれるので、風邪や病気にかかり辛いというもの。


インドの子供たちが風邪をひきにくいのは、ここが発達してるかららしいとのこと。


じゃあ一体どうやってこの組織を発達させるのかといえば、

インドの子供のように、暑くても寒くても外で遊ばせ、いろんな目に合わせることで

皮膚感覚器官(乳頭体)が発達し、病気をしにくくなる丈夫な体を作るとのことなのです。

そこで思い出された うちの娘の最近の裸好き、、、。

彼女は自分からもしかして、乳頭体を増やす道を選んでいた?!


乳頭体を増やすということは、第六感を養うことでもあるそう。

忍者とかが殺気を感じて行動出来るのは、実は肌(乳頭体)で感じ取っているからだとか。

鳥肌とか、立つもんね。

そして、私の様に、これから沢山の人の身体を触る仕事をしていく人にとって特に

この~肌で感じ取る力~というのはとっても大事な要素。

乳頭体を増やすのはとてもいいこと。

そして肌が敏感であることは、感覚も敏感になり、そして人のこころの動きにも敏感になる。

もともと、感じやすい体質で、必要以上に感じすぎてめまいがしたりもするので、

いいバランスを養っていきたいと思います。

そう思うと、妊婦さんや小さい子を育児中のお母さんって、かなりこの乳頭体が過敏になってるんじゃない?

危険なことに敏感だし、色んなこと、肌で感じてるよね。



本によれば、インドの修行してるサドゥたちの火の中をくぐり抜けたり、水の中でヨガをやったり、裸でいるのも

そういった肌感覚を養い、自分の感覚を研ぎ澄まし、外界と連繋しようとしてやっていることらしい。

乳頭体を増やす彼らの苦行の仕方に何となく納得。

もちろん彼らは乳頭体なんて意識は多分ないだろうけれど。

無意識のうちに選んでいく、感覚のよさ。 子供もきっとそうだろうな。




インドの子供は小学校でもYOGAをやる。

感覚の目覚めのあとに授業をすると、すごい吸収力がいいらしい!

記憶力、理解力、聞き取り力UP!

やっぱり、インドから学ぶことは多いな~。



さ、次の下りは「菜食は健康な身体をつくるのか?」

大工原さんの視点、チベット医学は本当に興味深い!

これもまた面白い内容となっています。

読むのが楽しみ~!! 

それではみなさん、素敵な夜を~!


乳頭体、活性化を目指して☆ w















 

















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