2013年06月11日
わたしの喜び。遺伝子は知っている。

6月
ありがたいことに沢山の小梅を頂く。
去年から始めた梅仕事。
一年に一度しかないこの旬の時を、自分の指先を使い、そしてお日様の光に照らされ、風と共に新たに産みだされていく
その姿に、とても豊かでなんとも愛おしい感覚が感じられる。
まさしく自然と、人の手、そして不思議な力が織りなすハーモニー♪
青い梅のへたをもくもくと取り除いてるとき、私の中に生まれる静寂となんともいえないわくわく感。
昔の人も、きっと現代の人も
この時ばかりは同じ感覚の中にいるのではないかと思う。
変わらない手仕事の伝統。
その中には、やはり変わらない感動が存在するのではないだろうか。
こういう仕事をしているとき、私の古代からの遺伝子が喜んでいるようにも感じる。
私の遺伝子は知っているんだ。
沢山のことを。この地球で体験してきた様々なことを。いや、もしかしたらもっともっと遠い昔
違う星にいたときの体験も記憶の底にあるかもしれない。
一体どれだけの人の体験が、そして生き方が、食べてきたものが、愛が
私に受け継がれたのだろうか、、、。
私は一人で生きているんではないと思う訳には、そういう命の繋がりに気が付けたからということもあるのかも。
そして身体の記憶と共に、私たちには魂の記憶も存在しているらしい。
それはそれは沢山の、可能性を秘めた私たちの身体は、
一人として無駄な人などいないことを教えてくれる。
私のお役目はなんだろう?
遺伝子は知っているのに、今の私が忘れてしまってることをもう一度体験を通し感じ思い出すとき、
そこにはとても深い喜びと感動があり、そして大切にしてくれる人に伝えていきたいと無意識で思うのだった。
**遺伝子の科学者じゃないから、科学的にどうなのかはまったく分からない話です。
(これはただ、わたしの感じたレベルの話なのであしからず~)
私は最近、とにかく作ることが楽しくてしょうがない。
産みだすこと
育てること
そして想像し、形にすること
それを使うこと 食べること
そこには誰かの笑顔があり、そして自分の中に深い喜びがある。
それは欲しい物を買って、消費するときの手軽な喜びとはまったくの別の感覚であることに
最近気が付いた。
そして、それこそが 「 豊か 」 という感覚なのではないか、と ふと思った。
二十代前半、都会に暮らし消費しかしていない生活を送っていた時
私の喜びは豊ではなく 「発散」でしかなかった。
稼いだお金で欲しい物を買い、それを身にまとい、意図的に作られた流行りの美しさを自慢し
そして誰かが作ったおいしい料理を食べ、用意されたリゾートへ遊びに行く。
誰かが産みだした音楽に酔いしれ、夜中踊り狂い、酒を飲み、自分を忘れる。
そしてそれこそが大人の遊びであると思い込み、気取っていたあの頃。
生産性はゼロ。
そんな暮らしに、豊かさをまったく感じられなくなり精神を病んだ私の感性は
案外捨てたもんではなかったかなと、それだけが唯一の救いだと思われる。
もちろん、そういった暮らしの中にも喜びはあるけれど、それはやはり「ストレスの発散」
というものが自分の根底にあったような気がする。
そして私は気が付けば、この数年で色々なものを産みだせる人に変化していった。
上手いか下手かは置いておいて。(笑)
そしてまわりの友人たちもまた、発散することが得意だった人たちから
生みだす人と変化していった。
そしてまだまだ、もっともっと私には作れるものがあることにわくわくしている。
作る喜び、そして
受け取る喜びももちろんある。
自然の恵みを受け取る
そして誰かがそんな喜びの中で作ってくれたものを受け取る
与えられたチャンスを受け取る
色々な受け取ることによって
私たちの暮らしは循環している
その喜びの循環が、
私のいのちが繋がれ、生きている理由の一つではないかと思う。
沢山の喜び、または苦しみや悲しみの循環の中に、それでも命を繋ぐ大きな愛と共に
私たちの遺伝子、そして命のバトンが受け継がれ続けてきた。
すごいわ~。
私の中の素晴らしい遺伝子の記憶
どんどん目覚めていきますように。
そしてもう一つ
もう必要のない苦しみの連鎖は
私で打ち切らせてもらいます。
自分で負の連鎖を断ち切っていく勇気と行動
その強さを私は持ちたいな。
そこは、今の私が頑張りたいところ。
それでもダメだったところは、未来のみんなにお願いするしかないのかな~。
最近作った物シリーズ

娘がいつも探して歩いている物たちの寝床。
物を探す時間ってストレスだしはっきりいって無駄。
私も物をすぐ失くしやすい人。 置き場所がいつも違うってことが問題なんだよね~ってことで作ってみた。
娘の反応はとても良かった!!
しめしめ。
私にも必要だな、、、。

マイクスタンドのケース。
昔買ったインドのタペストリー。かなり色あせていて壁には掛ける気がしない。
でも、生地の厚みや手刺繍がとても好きなので、リメイクしました。
蘇った!! 嬉しい☆
そうそう、こんな物を作っていられる時間があるってことが
そもそもご褒美だ。
ありがたいです。
ありがとう~~!!
そんな、今まで中々持てなかった時間を
受け取らせてもらいました。
たけのこも頂いて、早速母と皮をむき、
今日はたけのことサバ缶のスープにして食べました。
旬のものをいただくって、本当に 身体も心も豊かにしてくれます。
本当に、幸せな一日でした。
おやすみなさい☆
ありがとう☆
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Posted by カミュ at 23:34│Comments(0)
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