2013年06月15日

恥ずかしい高校時代



娘は私の過去の日記を

いつもにやにやしながら持ってくる。

まったくもう!!どっから探し当ててきたのか?!

字は読めないはずなのに、なんでかな~。

それが私にとって恥ずかしいものであることを、彼女は知っているかのように

「やってやったぜ。」といわんばかりの顔で私に差し出してくるのだった。

猫が 「とってやったぜ」 と ネズミを加えて飼い主に見せびらかしにくる様に

それは似ているかもしれない。


持ってきたのは私が高校生の時に書いていた日記帳。

柄にもなくキティちゃんの日記帳に、キラキラしたペンでまるっこい字がぎっしり書かれている。

ちょっと読み返してみてもう赤面!!

あたしって本当にバカだ!!!

あの頃にくらべたら大分まともな人間になり始めてる気がして、少しだけ自分の成長にほっとしたけれど、、、。

高校生だった私の頭の中は、かなりもったいない時間を過ごしていたように思われた、、、。

彼氏とラブラブだの喧嘩しだの どーのこーのの話題がほとんど・・・。

私の高校時代は本当にどうしようもなかったなー。

授業は全部、辞書をまくらに寝ていただけ。本当にあの三年間で何を勉強したかまったく覚えていない。

唯一、褒めてもらえて嬉しかったと記憶しているのが、

作文を書く授業で、「あなたの書く文章は中々センスがある。おもしろいね」と先生に褒めらたことだけ。

そのとき書いた文章の内容は確か

「ガングロギャルと昔のお歯黒のお姫様は、実は同じような精神性を持っているのではないか。」

という内容だったと思う。

あの時代、まさしくガングロギャルや汚ギャルなどと呼ばれる女子高生の人種が

世の中の注目を集めていた時代。

私も行ったことあるんですよ、日焼けマシーン!! (苦笑)

はいてましたよルーズソックス。学校帰りにいつもトイレで履き替えて

先生に駅で捕まって没収されて裸足で帰ったりしていましたよ。(笑)

金髪にしようと思って行った美容院で、なぜか頭をグリーンにされて

泣きながらお母さんに迎えに来てもらったこともあったっけな、、、。

ああ、痛い。痛すぎる高校生活、、、。

でも、いまどきを気取っていた私ですが

実は中学の頃から高校生まで、父が昔使っていた一眼レフのカメラをぶら下げて

友人たちにモデルを頼んだりして、服飾が好きだった友人が作った衣装を着せて

撮影場所まで泊まりで行ったりして、

手作りの写真集を作ったりしていました。


まだパソコンなんてない時代だったけれど、拡大コピーとかしに何度もコンビニに通ったりして

そんな感じで作った写真集は三冊。 怪しいんだなこれがまた、、、。


高校生活は色々な辛い体験も沢山させてもらいました。 今思うと、私のこれまでの人生の中で

一番人間関係にもまれたのが、あの女子高での三年間だった気がするなー。


人にもまれること。そういうことも若いときに沢山しておくことって大事かも。

あの時沢山泣いたり悩んだ分、私は今あまり悩まないですんでいるのかも。

子供にとって何がいい環境だったのかは、やはり過ぎてみて本人が振り返ったときに

「あの時の苦い体験があったからこそ、今は強くなれてる 」 って思えることや

「あの時の楽しかった体験が、友達と過ごした時間があるから、その体験が今に繋がってる」 とか

苦いことも楽しいことも、過去のとらえ方が気持ちがいい方向であれば、どんな体験も間違いないってことかなーと。




今思えば、私が長野を出て東京に行ったのは

高校生の時の友人に会いたくないという理由もひとつありました。

二度と地元なんかに戻るものか!!と思って出たものの、東京での暮らしも合わなくて

結局問題は環境ではなく自分の性質にあったか。と気が付き

長野に帰ってきて、一から新たな人間関係を築いていくと共に

自分なりのアクションを人と繋がりながらどんどん起こせるようになっていきました。

とても素敵な縁に恵まれ、高校生のとき感じていた 「つまらない長野」

から、「おもしろい長野!!」 に気が付けるようになれた。

それは、長野が変わったということよりも、自分が変わったからなんだよね。


山に囲まれてることが、閉鎖的に思っていた子けれど

今は

「山が守ってくれてるんだなーっ」て思えるし。


どこを見ても山じゃん!!ってことが、とっても魅力的に感じられる。


「畑と田んぼばっかじゃん!!」って思っていたことが

今となっては

作物がこんなにも育つ大地があるなんて、なんて幸せなんだろう。って感謝している。


でもそれは、長野にずっといたんじゃ私には気が付けなかったこと。


いつか娘も言うのかな。

「おら生まれ故郷のタイさいくだ~」

って。(笑)


それは賛成! どこでもいいさ~。



世界中どこでも、お母さんはアウラに何かあったら

すぐ駆けつけられるから!


あー、恥ずかしい高校生活。

みなさんにもありますか?

今度ゆっくり話しましょう。 









































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この記事へのコメント

私にとっても、高校時代は恥ずかしいものです。

そして、私も高校を卒業する時、
音楽室で(合唱をやっていました)長野には2度と帰ってこない!と決意していました。

そのとおり、私は30年近くを東京で過ごしました。

精神を病んで(いまだ治療中です)長野に帰ってきました。

まだ、長野は高校の頃と同じように私には過酷な土地です。
あまり良い印象を未だに抱けずにいます。

私は余り変われなかったのかも知れません。

けれど最近、
長野の、特に人の感触は、良いものに変わりつつあります。

東京では地質学と音楽に明け暮れました。
それを完全に過去のものと片付けて、長野で暮らし始めた私ですが、長野でもそれらをやって行けるのではないかと思いつつあります。

なかなかに魅力的な人が活動しています。

私はこれから変われるのかな?

いずれにせよ人は、今とここからしか、動いて行けないのですから。
Posted by いけだ ゆたか at 2013年06月16日 06:29
いけださん

こんばんは!返事が遅くてすみません。

東京って、アーティストにはちっとも向かない場所だと思うけど、なぜあんなにアーティストが集まるんでしょうかね~。色々便利だし、刺激も多いからな。
そういう意味ではとても面白い場所だけど、感覚が敏感な人には都会の空気は厳しいですね。様々な意識がごちゃまぜになりすぎちゃう気がします。

暮らしにゆとりを持って、自然の流れに自分の身をまかせ生かされていく方が、

きっといけださんにも合ってる様に思われます。

(全然いけださんのこと知らないくせに、生意気いってすみません。)

どこでもマイペースに生きられたら、無敵なんですけどね~。

私はまだ、東京は苦手です。長~い電車みただけですらめまいがしますか。w
Posted by カミュカミュ at 2013年06月18日 23:38
あ、最後言葉が足りなかったです。
長い電車を見ただけで、めまいがしますから。 でした♪
Posted by カミュカミュ at 2013年06月18日 23:40
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