2013年08月25日
覚悟を決める パロサントの夜
最近お天気のように心が不安定な
妊娠8か月に突入したカミュです。
こんばんは。
最近無性に何か匂いをかぎたくなる衝動に駆られます。
妊娠初期は匂いはまったくダメ、中期はなくてもいいかなー。そんな感じでしたのに。
大好きだった精油の香も強く感じて
今の私には必要ないなと感じていましたが、ここへ来て急に
自分が幼少期の頃からなぜか好きな
靴屋さんの妙に新しい匂いとか、本屋さん独特の匂いとか、
ガソリンスタンドでガソリンを入れる時の匂いとか、、、
(ちょっと危ないですねー)
とにかくかぎたくなる。。。なんでだろう?!これもホルモンの仕業なのか?!
でも、なんだかどの香をかいでも、私が今かぎたい匂いから少しポイントがずれている、、、!?
そして今夜、その私が欲している香の正体が分かりました。
アウラをお産した時に炊いていた パロサントという木の香りです。
甘くて、神秘的で、そして浄化されるような独特の香りで
なんだか今の私にとっても必要な香りだったような気がします。
私が臨月を迎えるときに、仲良くしてもらっていた
タイはPAIの、インディアンが好きな手作りの皮製品を扱う雑貨屋さんの奥さんが
私のお産のときのお守りにと、この香木をくださったのです。
アウラのお産の時に炊いてから今日まで、ずっと箱に大切に白い布にくるんでしまっておきました。
たまたまその箱を手にとったときに、その匂いが私を誘いました。
これだったか!!
ラテンアメリカの先住民たちはこれを「神の木=パロサント、Palo Santo (Holy Wood)」と呼んでいたそう。
土着のシャーマンたちは伝統医療や清めの儀式に使っていたとか、、、。その歴史はインカ帝国にまでさかのぼるとか、、、。
なぜ私の元にこの香がやってきたのか?
それはもう、見えない流れに守ってもらってるとしか考えられません。
最近気持ちが乱れ気味で不安定なのも、
そろそろ覚悟を決める時がくる前触れなんだと感じています。
アウラをお産するときも、それはそれは揺れた。
でも、あの時と今では全然揺れてる内容が違う。
やはり、アウラの時にはアウラを迎えるために必要な、自分自身が乗り越えなくてはならないことがあって、
そして今回は今回で、自分自身で乗り越えていかなくてはならない部分がある。
お産は妊婦にとっては、ある意味逃げ場のない戦いな気もします。
この子を産むのは、私しかいないのだから。
他の誰も変わってはくれません。
アウラの時も言えたことだけど、覚悟を決めた時。
そこが私のターニングポイントだった。
本当にタイでお産していいのか?長野に帰らなくてはいけないのではないか?
そんな想いの中で揺れていた時期が長く続き、
迷ったり、不安になったり、苦しんだり、泣いたり、わめいたり。
でも、タイで産もう。と覚悟を決めたその時から
私は大きなギフトを受け取ることが出来た。
自分が迷ってる最中は、きっと宇宙もどこにこのギフトを降ろしていいのか?と悩んでしまうのかな。
でも、自分が覚悟を決めた瞬間
宇宙は私に最高のエネルギーを降ろしてくれた。
自分でこうしようと覚悟を決めたとき、
はじめてそれに向かう強いエネルギーを受けとることを、自分も宇宙も許すかのようだった。
だから、今の私の不安定な気持ちや、不安や、おそれは
悪いことではなく、覚悟を決める上での準備体操みたいなもの、、、
と、この香りは今夜私に教えてくれた気がする。
今日は松本から
私の大好きなありここさんが遊びに来てくれました。
私のアロマトリートメントの師匠でもあります。
ありここさんの生き方からは、いつも学ぶことが沢山ある。
妊婦の私をぜひトリートメントしたいと言ってくださり
久しぶりに身体をオイルマッサージしてもらいました。
人の手のぬくもりは、どんな上等な機械も決して真似できない。
どうしてだろう? そこにはやはり、いのちのエネルギーが宿っているから。
「今までで一番きれいな身体になってるねー」
と、ありここさんに褒めてもらい
自分で言うのもなんですが、
妊婦の私の肌はとても柔らかく、まるく、そしてなめらか。
若い子のようなぴちぴちとは違いますが、妊婦には妊婦の身体が持つ
不思議な魅力があるのでした。
そしてやはり、こうやって自分自身の身体とこころを見つめ直せる時間って
とても素晴らしいなって思いました。
ナチュラルセラピー空色をまたはじめるときが楽しみです。
今、私が感じている様々な体験が、
きっと誰かのお役に立てる時がくるような気がします。
すべては無駄ではない。
私が今抱えてている、私ならではの悩みや不安も、
きっといつか役に立つ時がくる。
すべては自分がまいた種でもあり、そして神様からのギフトでもある。
自分の生き方や人生に自信が持てない時もあるけど、
そういう道を選んで生きているのにはきっとわけがあるから。
乗り越えていこうと思います。
ありここさん、ありがとうございました♪
最後の頭のマッサージがすごかった!!
何か ぽーんって、抜けていきました。
いのちが二つも宿る身体。
私とこの命が同調していくのに、不安になったり不調になることだってもちろんある。
つわりだって、そういうことだと思う。
そうやってどんどん母体と胎児の鼓動が同調していく素晴らしさ
そして同調しつつも、 個 としてこの世に降り立つ。
でもすぐ個になるわけではなくて
それはとてもゆっくりと、、、。同調したり、同調から外れてみたりしたがら
母と子は繋がりつつも、離れていく、、、。
夕方、カーディガンを羽織ってアウラと近所の公園までお散歩しました。
意外と寒くて、私が寒い寒いと言っていたら
アウラが私の太ももに抱き付いて言いました。
「あっためてあげるね~!ほら、あったかいでしょ~!」
それから公園まで、ずーっと私の太ももに抱き着いて離れなかったアウラ。
正直歩き辛かったけれど、アウラの優しさがとっても嬉しかった。
沈みゆく夕日の中、二人の影が道に伸びてゆく、、、
こうしてアウラと私だけで過ごす時間も
あとわずかなのかと思うと、急に泣けてきました。
お腹の中にいたとき、生まれてきてくれたとき、そして今日までの一日、一日、、、。
ここまで一緒に育ってくれて本当にありがとう。
そして今お腹の中にいるあなたとも
そんな毎日が始まってるんだと思うと、とても嬉しい気持ちになったのでした。
そしてまた始まる、新たな家族のかたち。
こんなダメダメ人間な私を母にしてくれて、
神様ありがとうございます。
覚悟を決めていこうと思います。
空色カミュ ホームページ
http://sorairokamyu.jimdo.com/
Posted by カミュ at 22:57│Comments(0)
│カミュの子育て、アウラの親育て