2014年11月30日

「ない」 は 「ある」。 

どんよりとした大きな雲は

なんとか流れ 

光がほんのりと差込出しはじめた。



まだ独身だった頃は

自分の浮き沈みの激しい性質にうんざりしつつも

何かを無償に描いてみたり

夜中踊り狂ってみたり

ひとり部屋に閉じこもって 音楽を足の裏から聞いてみたりして解消していたけれど

二児の母となったいまでは

自分の浮き沈みに付き合う暇もなく

忙しなく子供たちを追いかけなくてはならず

どんどん、自分に向き合う時間というものが減っていく。


自分で選んだ道とはいえ

シゴトと育児と、自分のやりたいことを叶えていく時間というのは

やはりちょっと持ちすぎているようだ。

人の手を借りなくては、もうどうにも回らない。

人というのは良く出来てる。

本当に無理になったら、やっぱり倒れるし

倒れてみると、自分がいかに持ちすぎていたかが分かる。

じゃあなんでそんなにひとりで持ってるのか?と考えてみると

お願いすることが苦手だったり、どこかでプライドがあったり

我を張っていたり、いろいろと勘違いしていたりする。

あとは思考の整理整頓できていないとかね。

ただでさえ頭の中がいつも大騒ぎでこんがらがっているのに

やることに追われてしまうと更にコードはからまり始め

二十代前半に過呼吸になっていたあの頃を

ちょっと思い出したりした。

そういえばあの頃

友人にこんなことを言われたことがあった。


「倒れたり出来る人はいいよね。わたしだって倒れたいよ」 と。

なんて嫌味なことを言うの!!と、そのときはカチンときた言葉だったけれど、

今となってみると理解出来る。

精神を病んで苦しんでいたころと私は今じゃ立場が変わり

フォローする側というのをここ数年体験しているが

それはそれで本当に切なかったり辛いことも多い。

でも、結局は人が人を治すことなんて出来ない。

自分の中で人は、成長していくことが出来る生き物だから。

自分に元々ないものは、出逢いによって気づかされ、

自分にないものを埋めようとしても、中々埋められないけれど

持ってるものをより生かすことによって、ないものをカバーすることは出来る。

結局のところ、私たちは 自分には「ない」があるからこそ 結びつく。



「ない」 は 「ある」。 


なくて良かった。おめでとう。

それに気が付けるのは

「それがある」人に出会ったときなのかもしれない。





ギフトのような 出逢い。






娘たちは

私から生まれてきたことは確かだけれど

身体は別々である以上 やはりたましいも別々で

どんなことを考えているのか どんな気持ちでいるのか

なにをしたいのか 何を怒っているのか

大体のことは察することはあっても、100パーセント理解することは出来ない。

それはもう、おなかの中にいる時からそうで

こちらがよかれと思ってしていることでも

実は子供にとってはプレッシャーだったり

すごく不安に感じることだったり しているかもしれない。

答えなど分からない。

わからないけど、出来るだけ分かってあげたいとは思う。


娘はよく自分の思い通りにいかないとパニックを起こすのだけど

とにかく、娘の気持ちにたって代弁してあげると収まるのが早くなる。

こどもは親がどうして怒るかなんて分かってるし、一度言われれば本当は理解できている。

でも、わかってるけどやりたくなってしまったり

あえてやってみたかったりすることってある。


そんな気持ちをただただ、わかってほしい わかってほしい。と言えないまま

泣き騒いでいるよう。


だから、親の立場から躾るつもりで叱ったりするともう、火に油を注ぐような感じ。


「そんなことはあーちゃんだって、わかってるの!!!」

と、30分、いやや一時間でも泣いている。

でも、こちらだって

気持ちをわかってあげていても、どうしたってイライラしてしまうこともあるんだよね。人間ですから。

母だって、ホトケではないのですよ。

子供たちの想いの強さのかんしゃくを

とにかく受け止めては過ぎ去るのを見守る

なんて忍耐が必要なんだろう、、、。


とりあえず

そんな忍耐の必要な暮らしだからこそ

リラックスしたり 共に楽しめる 落ち着ける空間づくりは必要で

特にわたしもストレスに弱いタイプなので

自分の住んでる場所や着るもの、食べることにおいても

ストレスのないものを選んでいる。

「 気持ちがいいことが 好き 」

リラクゼーションサロンをやっているのも、そんな理由。

精油が好きなのも、そんな理由。

食べ物も、最近のわたしは あまりこだわりはない。

こだわらないけど、おいしいものを、出来るだけわいわい楽しく食べたい。


「ない」 は 「ある」。 


ハンモックはそんな私たちの癒し処。

お母さんのおなかの中にいたときって

きっとこんな感じだったんじゃないかしら?


そりゃあ きもちええわ~。




明日はいよいよ12月。


タイヤ交換、みなさんはしましたか?


雪さん、もう少しだけ待って欲しいなあ。

窓の外、ぴゅーぴゅー言ってますけれど。。


それでは おやすみなさい













 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

空色カミュ ホームページ http://sorairokamyu.jimdo.com/
同じカテゴリー(カミュの子育て、アウラの親育て)の記事画像
旅で発揮されるこども力
繰り返される感情と病からのお知らは
だいだいだいすきだよ。
月と花火
サヨナラとハジマリと
与えられた家族
同じカテゴリー(カミュの子育て、アウラの親育て)の記事
 旅で発揮されるこども力 (2016-12-30 23:23)
 繰り返される感情と病からのお知らは (2016-10-02 23:00)
 だいだいだいすきだよ。 (2016-09-10 23:24)
 月と花火 (2016-08-06 23:00)
 サヨナラとハジマリと (2016-08-02 22:33)
 与えられた家族 (2016-07-28 18:21)

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。