2011年04月18日

お産ピクニック

お産ピクニック

いま、
私の友達が、なんとインドで子供を自然出産しようとしています!!

彼女とは京都の路上で出逢い
そして偶然にもまたインドで出逢い
そして去年、タイでも再会を果たしました。

多分、お腹がすく時間と導かれる場所がとても似ている人です。


去年のタイでの再会では
彼女はボーズ頭で現れました。

「あれ?ドレッド切ったの?」
と言うと、
「おかんに切ってもらった」
と言ってにっこりと笑ってくれました。

私も人生で一度くらいはしてみたいスキンヘッド。

一度、初めて行ったインドから日本の両親あてに出したハガキに

「ボーズにしようかなあと思ってる」みたいなことを書いたら

母から急ぎのメールで
「絶対にそれだけはやめてほしい!」と訴えられたことがありました。

母にとって、娘の髪の毛はとても大事なものだったらしいことを
その時初めて知りました。

でも、彼女の場合は、彼女のお母さんがボーズにしてくれたなんて。

なんだかとてもいい家族だなあと思いました。

タイののんびりとした空気の流れの中で
私は大きなお腹をなでながら
彼女のすがすがしい頭を見つめ
とても気持ちがよくなりました。

そして一言。

「かっこいいね」

ドラゴンフルーツやマンゴーやらバナナやらと
沢山カラフルでジューシーなフルーツを食べたながら
私は彼女にタイでお産しようと思ってる話をしました。

「なんの不安もないよ。まるでお産ピクニックみたいな気分よ♪」

と、私は彼女と話したような記憶があります。

彼女はその時、まだフリーで
結婚もしていませんでしたが、

私は参考になるかどうかもわからない
もしも海外で自然出産をするならば何が必要か
という話を、なぜか彼女に伝えていました。

「以外にビザがネックなんだよね。これさえクリア出来れば、あとはもう大丈夫なんだけど、、、。」

日本では、海外でのお産ブームみたいのもあるみたいですが、
それは相手が外国人だったり、
アメリカ国籍を取りたいからハワイで。とかであって、
みんな多分ちゃんとした病院とかを希望して産みにいくんだと思うんですが、

私の場合はちょっと違って、
私は病院で産みたくない、本能のまま自然に、そして楽しく!自分と赤ちゃんのペースで産めることに行きたい!
ということで最終的にはタイの山村になったわけであります。

日本では今、無介助出産はあぶないから絶対に駄目よ~とされています。

助産師さんについていてもらう自宅出産なら大丈夫ですが、
私は長野市で自宅出産に付き合ってくださる助産師さんを
残念ながら見つけることは出来ませんでした。

一昔前までは、自宅でのお産が当たり前だったはずなんですが、、、。

初めてのお産。
やっぱり何があるか分らないし、
出来たらベテラン助産師さんがいてくださればと思いましたが、
見つからないってことは、そういうことなのかな、、、とも思って
諦めよう、、、とも何度も思ったのですが、

やっぱり諦めきれなかったんですね。

産むのは私だし、
生まれてくるのは 今私の中にいる赤ちゃんだし、
まわりに気をつかって考えるのはやめよう。
私のことは、一番私が知っている!!
赤ちゃんのことも、自分が一番知っている!!


大丈夫!!
一生で一度のお産を、本能のままに楽しみた~い!!

ということで、両親はもう反対でしたが、
私は自分の意思を優先させることにしました。

「子供のことを一番に考えたら、そんな危ないことしては赤ちゃんがかわいそうよ」
というお説教も何度もいろんな人に聞きましたが、

私は病院で産むというイメージがまったく持てず、
どうしても自然に自宅で産みたい!!と思い、その直感を信じることにしたのです。

だって、その方が、私はお腹の赤ちゃんとちゃんと向き合えると思ったし、
余計な不安を仰がれずに済むし、焦らなくてすむと思ったのです。
なんてったてマイペース。
でも以外と人の気持ちに左右されがちなタイプなので、
お産のときは
出来るだけ自分と赤ちゃんだけでいたいなーと思っていました。


そして、このワクワクした気持ちは一体どこから湧いてくるんだろうってくらい
お産の日が楽しみで仕方なかったのです。


私のお産ストーリーなどは、きっと一般的な妊婦さんには「なんじゃそりゃ?!」という感じに
訳には立たないと思われますが、
でも、私は直感で、ボーズ頭の彼女なら伝えられる!と思ったんですかね。

お腹のすく時間と、導かれてる場所が似ているということもあって、笑
シスターだと感じたからでしょうか。

彼女も、まだ妊娠する予定はないけれど、なんとなく興味もあって
聞いておこーーみたいな感じで、お産ピクニック in Thailandの話しで
盛り上がりました。

でもきっと、やっぱりそういう流れになっていたんですね。

タイでの再会を果たしたあと、彼女はインドへ行きました。
私は5月25日に無事タイのPAIにて お産ピクニックを楽しみ、
あうらが元気に産まれ、
その時彼女はインドで、私たちのお産の無事を祈っていてくれました。

そしてその旅先のインドで、彼女は赤ちゃんを身ごもり、
そして今、インドの山奥で子供をお産する時が近づいております。

5月の満月あたりだろうか、、、。

去年の私のシチュエーションとまったく重なっていて
これまたびっくり!!
(私も5月の満月をあうらの予定日としていました。実際は少し早く出てきましたが)

お産ピクニックの候補地にインドもあったのですが、
私はタイに導かれました。

彼女はインドで、、、!!!
これは大興奮です!!

すべてが、最善のままに。
と毎日祈るばかりです。

お産ピクニックと名付けたのには訳があります。

お産するときに必要なものは
お産を乗り切れるおいしいご飯と飲み物
そして安らげる寝床
そして何より大事なのが、
リラっクスする気持ち。

まるでピクニックをしてるみたいに
るんるん らんらん でいられる気持ち。


お産は楽しいもの!!
怖くもないし、不安になることも一切ありません。

しかも赤ちゃんに会えるという
こんなにも人生でわくわくする瞬間が
他にあるか?ってくらいな楽しみつきです。

もちろん、何か病気を持っていたり、ドクターが傍にいないと
危ない場合もあるので、それはしっかりしたところで赤ちゃんと母体を守る必要があります!!
(決してそういう方は真似しないでね☆決してお勧めしてるわけではありません。)

母体も赤ちゃんもいたって健康で元気な場合は、
自分と赤ちゃんの強さを信じ、
本能のままそれを受け入れれば大丈夫です。

妊婦さんに一番大事なのは
頭をぽけーーーーっと 簡単に言うと言葉は悪いですがバカになること。

お産をしてみた感想として

「気持ちよかった~~!!」と私はみんなに伝えておりますが、
本当にあんなに気持ちがいいことはもうないだろうなって思っています。

私はお産のとき
完璧に動物のメスになっていました。

そうです。

この地球上の動物たちと
まったく同じ メスになっていたんです!!

こんなにも素敵な体験は中々出来ません。

「陣痛」は、「神通」です。
痛いという漢字を当てはめてしまうと
それだけで陣痛の痛みが増す気がしてします。

私は
「あーこれは神さまが通ってる感覚なんだ」
と心の中で思っていました。

なんてありがたい痛みでしょうか。

赤ちゃんはとても神聖な世界から降りてきました。

そして、私はお産で宇宙をみました。
更には、世界の大事なものがしっかりと見えるようになりました。


お産は楽しく、そして優雅に、そして神秘に満ちています。

女が母として生まれ変わる瞬間。。。

そして、ひとりの人間の大事な人生のスタートに立ち会える瞬間です。

もしも旦那さんで、子供がもうすぐ生まれるという方は
ぜひ、立ち会って欲しいと思います。

出来たら、へその緒を両親の手で切ってあげてほしいです。

命の絆を、神秘を、深く深く感じられることと思います。

大事な生命の糸を、自分たちの子供の命の責任を
医療に簡単に預けないでください。

出来ることは、自分たちでするっていうのが
本当じゃないかなーっていう私は考えです。

もちろん、カラダに異常や病気があるときは、プロにお願いするべきですが。


もちろん、色々な意味で
お産は覚悟が必要です。

ピピクニックだけど、決してただの遊びじゃない。

お母さんも、赤ちゃんも命がけだということ。

命って、本当に重たい!!!


赤ちゃんも、必死で生きようと、長い長い苦しい旅を経て生まれてくる。

今ここに生きてる人
みんなそうやって生まれてきたんですよね。

「勝手に産んだくせに!」ではなくて

「この世に生まれたくて、自分も頑張ったし、お母さんも頑張ったし、沢山の人が見守っていてくれたおかげで
 今がある」


生きてるうちに、自分のやりたいことをしましょう!!


それをやるために、今ここにいる。

カラダがあるうちに
沢山の愛おしい人を抱きしめましょう。


沢山の人に繋いでもらった命を大事にして、
感謝して過ごしましょ~~(*^_^*)!!


きっと今も世界のどこかで
産声があがってる。

そしてきっと今
世界のどこかで
人生の幕を閉じてる人がいる、、、。



それがこの世に生きる私たちにすべてに
平等に与えられた

自然の摂理。


ちゃんと、「愛してる」って



伝えておかないとですね。

























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この記事へのコメント

カミュさん

今年の年始にanmでお会いしたカメザキです。
覚えていらっしゃいますか?
(1、2回しかお会いしていないので、忘れておられてもOKです笑)

今回の記事、じっくり読ませて頂きました。

カミュさんが海外で出産した理由がようやくわかりました。

また、お産にも色々なスタイルがあって、
ただ産むのではなく、どう産むのかという考えがあることを、
はじめてしりました。

僕に奥さんができた時には
お産について是非じっくり話し合いたいと思いました。
Posted by Yuya Kamezaki at 2011年04月22日 13:49
かめさん

ちゃんと覚えてますよ~~!!かめさん。(*^_^*)
こんなに長い文章をちゃんと読んでいただき
ありがとうございます。
ぜひ、奥さんが出来たら、お産を通して
ひとつの命とじっくり向き合ってみてください。
お産は、本当に本当に素敵で感動的なことです。
男性も、その感動をちゃんとその手で味わってみてください。
きっと、真新しい命との対面に、大きな奇跡と感動を味わえると
思います。お産は、女性だけのものではないと思いますよ(*^_^*)

楽しみですね♪
Posted by カミュカミュ at 2011年04月22日 20:09
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