2011年11月10日

夜空の星とおお泣きのあーちゃん

84年間

おばあちゃんはこの星で過ごした。

白い雪が

沢山 沢山 積もる冬を何度も越えて

世界で一番美しい春を

何度も畑から感じていた。

おひさまが照らす大地の上で

おばあちゃんが育てた沢山の野菜

黄色 オレンジ ピンク 紫

青い空に生える

たくさんのお花

土と太陽と共にある人生の中に

おばあちゃんはいつも笑っていた。



おばあちゃん

大好き。

そして本当にありがとう。

私はおばあちゃんが育ててくれた野菜や果物を

沢山沢山食べて育った。

それはとっても恵まれていることだったということを

今の私は本当に感じることが出来ています。


これからは、夜空と共に輝いてね。

おばあちゃんはとても美しい表情で

この世を去っていった。

お通夜にお葬式

おばあちゃんから命を繋いでもらった人たちが

沢山集まったら

なんとまあすごい人数。

おばあちゃんの子供、孫、ひ孫と合わせただけでもすでに16人

そしてお世話になった村の人たちも沢山来てくださって

ああ、おばちゃん、本当に良かったね。



毎年おばあちゃんが作ってくれていた干し柿は

お通夜の日の昼間に

兄と、おばあちゃんのひ孫たちの手によって、今年は作られました。

こうやって、バトンは繋がっていくんだね。






そして、みなさまにもご心配をおかけしていました

お熱があったあーちゃんですが、

とってもご機嫌が悪くて、(;一_一)

ほんとーーに ほんとーーに

大変でございました。face07とほほほほ、、、。

昼間は熱は下がるのですが、

夜になるとまた上がり、、、

体調が本当に悪かったところを無理に連れだしてしまったので

申し訳なかった。(;一_一)

そしてお葬式が終わり、急いで病院へ。

こんだけ大泣きだし、どこか痛いところがあるんだろうって思っても

私にはもう分らなくって、、、。

というか、ずーっと泣かれっぱなしだと、あたいも神経がまいってきて

どうしていいのかお手上げ状態に。


抱っこしても嫌がるし、這いつくばって泣きじゃくるし、

おんぶしても嫌だというし、おっぱいも受け付けない、、、。

どうしちゃったんだろ~~?!

人が沢山いて興奮してるのもあるかもだけど、夜も少しでもおっぱいを離すと

すぐ起きて泣いていて寝ない。



そしてお医者さんに診てもらったところ、

最初は特に異常が見当たらず、中耳炎を疑っていたけれどそれもないみたい。


「前も病院行っていい薬もらってるみたいだけど、ちゃんと飲んでますか?」

と言われ、

ドキ、、、。


「いや、飲ませてません。ご飯も食べないし、何も口に入れたがらなくて。くすりも何度か試したんですけど、

 まったく受け付けてくれなくて、、、。」

と私。

「子供が飲まないからって飲ませないんだったら、私たちは何も出来ないよ。薬を飲んでみてその経過を見て、

それでも駄目だったらという経過を見てこっちは考えるからさ~。おまじないなんかでは病気は治せないからね」と先生。


「はい、、、。すみません」



私は今まで一度もあうらに薬を飲ませたことがなかった。

大きな病気でないかだけ心配で、一応お医者さんに診てもらい、風邪程度だったら

薬なんて飲まなくたって治るだろう。という意識もあったし、

無理やり飲ませることも出来ないでいた。



でも、今回は確かに薬も飲ませないままで

高熱がずっと続いてるのに、事情が事情にしても外出までさせてしまってる。

ああ、私、ちゃんとあうらの立場になって考えてあげてなかったじゃ~~ん!!!

と、なんだか青くなってしまった。


「最近うんちでてる?」の問いに、そういえばここ三日出てない、、、。

ご飯も食べてないから出てないのかなって思っていたけれど、、、。

二日くらい出ないことは結構あるし、あまり気にしていなかった。

「熱が出てるときに便秘が続くと、熱が上がりやすくなる。浣腸してみようか。

 こういうときうんちを出してやると、以外とご機嫌が良くなることが多いんだよね。」

とのこと。

浣腸か、、、。

こんなに泣きじゃくってるのに大丈夫なのだろうか、、、。

でも、やってみるしかない。


「足、ちゃんとおさえててね」 とひげもじゃの先生。

看護師さんと私とで、あーちゃんを押さえつける。

バタバタとあばれるあうら。

「がんばろ~~ あうら!」

というわけで、いつも以上に力を込める。

そして初めて感じた感覚。


あ、この力の入れ方って

お母さんぽい!!

多分、今までの私には出せなかった こういうときの

 「お母さんの力」

うまく表現出来ないんだけれど、、、。




私がまだ今のあーちゃんくらいのころ、高熱がずっと続いて、

入院していたことがあった。

その時の話をたまに母と父がしてくれたのを思い出す。

「あばれるあんたを、しばりつけて点滴させた看護婦さんに、お父さんがキレちゃってねえ」

父の気持ちもわかるけど、

看護師さんの気持ちも分るなぁ~~。

どちらも 良くしてあげたい。という同じ想いなんだけどね。


そして


無事に浣腸終了。


初めての経験。



しばらくして、オムツの中に下痢が出た。

それを先生に見せると

「これは胃腸炎だね。お腹が痛くて泣いてたんじゃないかな?」

との診断。

「いい薬があるから、ちゃんと飲ませてね。子供が嫌がるから飲ませなかったとかだと、
 
駄目だよ。なんとかして薬をあげるのが、お母さんの腕の見せ所だからね。」

と言われ、しょぼーーーん、、、。


「はい。薬を上手に飲ます方法を教えてもらいたいのですが。」

と、恐るおそる聞くと

「甘いものにまぜてペースト状にしてみて。液体のクリープとか、練乳とか。アイスとかでもいいよ。」


「そうですか、、。ありがとうございます。」

と、言いつつも、具合悪いときにお砂糖って大丈夫なのか、、、?という疑問は残ってしまったが

そこまでは食についてはきっと畑違いの先生にはつっこめなかった。


そして、帰宅。

みんながあーちゃんと心配して待っていてくれた。

先生に言われた通り、整腸剤も飲ませてみた。


嫌がるあーちゃんに無理やりだけど。


ここでも、 お母さんの力は発揮された。

なんとか飲んでくれて、また何度かウンチをして

気が付いたらあーちゃんはすっかり元気になっていた!!!


やっぱり、うんちを出したのが良かったみたい。

あれはお腹が張ってか きりきりして

痛くて泣いてたんだね。と納得。

村のおばあちゃんにも

「子供が熱でて三日も下がらなかったら、浣腸するくらいは思いつかなくちゃ」

と、お叱りを受けるくらい、結構ありがちなパターンだったようだ。

「初めて知ったよ~~。いい勉強になった。これからは気をつけてみます。」


ああ、子育て。

まだ言葉をしゃべることが出来ない娘は

泣くことでしかサインをくれない。


泣いて 泣いて 泣いて


やっとこ笑ってくれたときのあの表情は

本当に本当に

癒し~~~~。



そして、子供の病気や体調不良に対して、

ちゃんとした体験や勉強が足りない私が、

自然の力だけでどうのこうのしようって思ってみても

無力だったという事実。

もっとちゃんと学ばないといけないね。


そして駆け込む先が病院しかないというチョイスの幅が

もう少し広がると嬉しいのも事実。

もちろん、ちゃんと先生に診察してもらうことは大事だと思う。

けど、すぐ薬にだけ頼るのではなくて、もっと他にしてあげられることはないだろうか?

と思う母心。 自然治癒力も高めたいし。


子供がこういう症状の時、

こんな民間療法があるよっていうお勉強が

したいなー。


もっと、強い母になりたいな!!










































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この記事へのコメント

自分的には日本の病院て薬を貰いに行くところって印象が強いです。皆同じような治療法で診てる感じがして、しかも上から目線が多いし…。先生って言葉も好きになれないんですよね、僕がハズレ(笑)の病院ばっかり行ってたのかも知れませんが。すっかり医者嫌いになりました。 でも、あうらちゃんが良くなってよかったですね。
Posted by CoventgardenCG at 2011年11月10日 22:46
CoventgardenCGさん

「先生」ではないとしたら、なんて呼び名がいいですかね~?私も病院ではいい思いをしたことはなくて、どちらかというと苦手意識が強く、だからお産も病院でとは思えなった部分もあるんですよね。本当に心から信頼できるお医者さんて、心のケアも忘れてない。薬を出すだけの職業にはしてほしくないですよね。お医者さんの仕事って過酷だと思うので、過酷過ぎてああいう感じにならざるをおえないのでしょうかね?
Posted by カミュカミュ at 2011年11月11日 22:44
先生の代わりになんて言ったらいいのか浮かびませんね。何処の国の【学校】だったか忘れてしまいましたが、名前で呼び合う習慣があるって良いなと思った記憶があります。
一日に何人もの患者さんを診なきゃいけないのはわかりますけど、そういう事は患者さんには関係ない事なんですけどね、それで成り立っているのであればプロとして間違ってると思います【辛口過ぎ?】
まずは予防とか自然療法で次に薬くらいだと良いんですけど。基本が薬だとどうなんだろって思ってしまいますね。
やっぱりある程度の知恵は持っていた方が良い感じがしますね。
Posted by CoventgardenCG at 2011年11月12日 22:30
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